外部発表資料
学会名 | Applied Superconductivity Conference(ASC)2012 2012/10/7 ~12 Portland, USA |
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筆頭発表者/所属 | 筑本 知子 (Noriko Chikumoto) 材料物性研究部 |
タイトル /発表形態 | Effect of substitution sites on the pinning characteristics of doped BaFe2As2 single crystals (Ooral) |
要旨 | Ba(Fe,Co)2As2およびBaFe2(As,P)2単結晶の臨界電流特性および磁束クリープの評価を行い、ピン力解析、クリープ解析、ピンポテンシャルの温度・磁場依存性などをもとに、置換サイトの違いや置換量によって温度・磁場領域でどのようなピン止め機構が効いているのかなどを考察する。 |
筆頭発表者/所属 | 塚本 晃 (Akita Tsukamoto) デバイス研究開発部 |
タイトル /発表形態 | Design and Fabrication of Directly-coupled HTS-SQUID Magnetometer with A Multi-turn Input Coil (Poster) |
要旨 | 磁場中で使用可能なマグネトメータの高感度を目的として、直結型マグネトメータにマルチターン入力コイルを付けた新しい素子を開発した。マルチターン入力コイルの巻き数(Ni)が0,3,6の素子を作製し、その有効面積を測定した結果、それぞれ0.30、0.45、0.36mm2となり、最適なNiが存在することがわかった。Niの増加により磁気結合が増加するが、同時に遮蔽電流が減少するためである。 |
筆頭発表者/所属 | 波頭 経裕 (Tsunehiro Hato ) デバイス研究開発部 |
タイトル /発表形態 | Development of HTS-SQUID magnetometer system with high slew rate for exploration of earth resources (Oral) |
要旨 | 超電導エレクトロニクスの研究開発の実用例として、現在開発中の高温超電導SQUIDを用いた地下資源探査装置について紹介し、その磁力計の諸特性について報告する。従来のものと比較し、高スルーレート、携行性の改善などについてその手法と効果について報告する。 |
筆頭発表者/所属 | 三浦 正志 (Masashi Miura) デバイス研究開発部 |
タイトル /発表形態 | Influence of phosphorus content on superconducting properties of BaFe2(As1-xPx)2 films (Oral) |
要旨 | PLD法によりLSATやMgO基板上に作製した異なるP置換量をもつ鉄系超電導体BaFe2(As1-xPx)2薄膜に対し、12 Tまでの磁場中での超電導転移特性を測定し、上部臨界磁場や磁束液体相などの超電導特性に及ぼすP置換量の効果を調べた。最適置換量x = 0.33の薄膜は、Tc onset = 30.6 K, Tc zero = 27.4 K、上部臨界磁場の異方性として1.7程度の低い値を示した。 |
筆頭発表者/所属 | 丸山 修 (Osamu Maruyama) 電力機器研究開発部 |
タイトル /発表形態 | Development of 66 kV and 275 kV class REBCO HTS power cables (Oral) |
要旨 | 平成20年度よりNEDOの「イットリウム系超電導電力機器技術開発」プロジェクトがスタートしている。Y系線材を用いた高温超電導ケーブルの開発において、66kV-5kA大電流ケーブルの開発および275kV-3kA高電圧ケーブルの開発を進めている。本報告では、これまで開発された要素開発技術および2012年度に実施予定のケーブルシステム検証の進捗状況について報告する。 |
筆頭発表者/所属 | 佐藤 哲朗 (Tetsuro Satoh ) 低温デバイス開発室 |
タイトル /発表形態 | Fabrication process of Sub 0.1 micron Trilayer Josephson Junctions for Qubit Application (Poster) |
要旨 | CMP平坦化を用いて上部コンタクトを形成した、微小な積層型ジョセフソン接合を作製するプロセスの確立を目指している。接合寸法の最小値は0.1ミクロン以下を目標としている。本発表ではCl2系反応性イオンエッチングやCMP平坦化プロセスなどのAl/AlOx/Al接合作製プロセス全般を報告する。 |
筆頭発表者/所属 | 日高 睦夫 (Mutsuo Hidaka ) 低温デバイス研究開発室 |
タイトル /発表形態 | Device yield in Nb-nine-layer circuit fabrication process (Invite) |
要旨 | SFQ回路用に開発したニオブ9層プロセスのデバイス歩留まりを検討している。16ビットから2560ビットの数種類のシフトレジスタ(SR)回路が載ったチップを全てのウエハで作製し、1ウエハあたり6チップの測定を行っている。その結果、SRの歩留まりとプロセス評価チップを用いて測定したプロセス欠陥との間にゆるい相関があることが分かった。ある一定以上欠陥が観察されるウエハのSR歩留まりは大きく劣化する。また、ウエハの場所に依存するジョセフソン接合パターン解像度も歩留まり劣化要因であることが分かった。これらの歩留まり劣化要因を注意深く取り除いた結果、68,990個のジョセフソン接合を含む1チップ上の全てのSRが正しく動作するチップが得られるようになった。この結果から10万接合規模のSFQ回路の動作が近い将来可能となると期待できる。 |
筆頭発表者/所属 | 鈴木 秀雄 (Hideo Suzuki ) 低温デバイス研究開発室 |
タイトル /発表形態 | Investigation of a 5-bit flash-type SFQ A/D converter using 10 kA/cm2 Niobium process and locally isolated grounds (Poster) |
要旨 | 我々は超電導フラッシュ型ADC(Analog-to-Digital Converter)の開発を行っている。本報告では、臨界電流密度が10KA/cm2のNbプロセス(ISTEC STP3)を用いて、高周波性能の改善と動作の安定化をはかるための検討を行った結果を報告する。我々が開発した相補型コンパレータに関しては、入力トランスを中心に検討を行い、その一次側のライン長が入力信号帯域を制限する大きな要因であることを見出した。小型化したトランスを用いたコンパレータにより入力信号帯域を7GHzから10GHzに改善することができた。また、二次側のラインを2層構造として一次側のラインをサンドイッチする構造を採用することで20GHzまでフラットな周波数特性を得た。 |
筆頭発表者/所属 | 中岡 晃一 (Koichi Nakaoka ) 線材研究開発部 |
タイトル /発表形態 | Effect of solution composition on superconducting properties of YBCO derived from TFA-MOD process (Poster) |
要旨 | 我々はTFA-MOD法に関する以前の研究において原料溶液のBa組成が超電導特性に多大な影響を与えることを見出し,Ba-deficient組成 (Y:Ba:Cu=1.0:1.5:3.0)の原料溶液を用いることで高臨界電流密度のYBCO線材を得ることに成功した.本研究では,原料溶液組成が超電導特性に与える影響を明らかにするため,Ba-deficientおよびStoichiometriy組成を用いた場合について結晶化プロセスを詳細に調べた. |
筆頭発表者/所属 | 種子田 賢宏 (Takahiro Taneda ) 線材研究開発部 |
タイトル /発表形態 | Mechanism of self-epitaxy in buffer layer for coated conductors (Oral) |
要旨 | IBAD-MgO層の上に積層するCeO2等の中間層の自己配向現象の機構解明に取り組んでいる。自己配向が発現するための下地の状態として現在以下のような仮説を考えている。MgO成膜時にAr+イオンを照射していることに起因して、MgOあるいはその上のLMO結晶粒の大きさ、格子歪みが面内の結晶主配向軸からのずれ角度と相関をもっており、ずれ角度・小、結晶粒・大、格子歪み・小の結晶粒が膜厚増加とともに支配的に成長するというものである。仮説を実験的に検証するため、TEM、AFM観察等を行っており、支持するデータが得られつつある。 |
筆頭発表者/所属 | 吉積 正晃 (Masateru Yoshiuzumi ) 線材研究開発部 |
タイトル /発表形態 | Introduction of BaMO3 (M=Metal) nanorods into GdBCO coated conductors for high in-field Ic (Oral) |
要旨 | 最近、PLD法を用いたBMOナノロッド導入は磁場特性向上に非常に効果が高いことが見出され、注目を集めている。これまでに得られた短尺試料での、温度や磁場が異なる状態でも作用するBaHfO3ナノロッドの効果に加えて、今回作製した10m級線材の評価結果、特に長手方向での磁場特性・ピンの分布均一性を報告し、長尺プロセスへの展開とBHOの有用性を紹介する。 |
学会名 | International Union of Materials Tesearch Societies-International Conference on Electronic Materials(IUMRS-ICEM2012) 2012/9/23~28 横浜市(PACIFICO YOKOHAMA) |
筆頭発表者/所属 | 筑本 知子 (Noriko Chikumoto) 材料物性研究部 |
タイトル /発表形態 | Vortex pinning characteristics of doped BaFe2As2 single crystals (Invite) |
要旨 | Ba(Fe,Co)2As2およびBaFe2(As,P)2単結晶の臨界電流特性および磁束クリープにおいて、置換量および置換サイトの違いを比較した。ピン力解析、クリープ速度解析、ピンポテンシャルの温度・磁場依存性などをもとに、置換サイトの違いによるピン止め機構の違いを考察する。 |
筆頭発表者/所属 | 町 敬人 (Takato Machi) 材料物性研究部 |
タイトル /発表形態 | Filamentarization and characterization of coated conductors (Invite) |
要旨 | Y系線材のマルチフィラメント化技術の進展について,レーザ光源およびエッチング装置の改造によって加工速度を向上させた細線加工技術について報告する |
筆頭発表者/所属 | 和泉 輝郎 (Teruo Izumi) 線材研究開発部 |
タイトル /発表形態 | Recent Trend & New Future Prospect on R&D of Coated Conductors (Invite) |
要旨 | Y系超電導線材開発の現状を総括し、また線材開発の今後の可能性について述べる。 |
学会名 | 2012年秋季 第73回応用物理学会学術講演会 2012/9/11~9/14 愛媛大学 松山大学 |
筆頭発表者/所属 | 筑本 知子(Noriko Chikumoto) 材料物性バルク研究部 |
タイトル /発表形態 | BaFe2As2系超電導体の磁束クリープ特性に対する置換元素及び置換量の影響 (Oral) |
要旨 | BaFe2As2はFeサイトのCo置換やAsサイトのP置換によって、超電導性が発現する。そこで、磁束クリープ特性に対する置換元素及び置換量の影響の検討を行い、磁束クリープ特性が置換サイトによって大きく変化することを見出した。 |
筆頭発表者/所属 | 筑本 知子(Noriko Chikumoto) 材料物性バルク研究部 |
タイトル /発表形態 | BaFe2(As,P)2薄膜の臨界電流特性 (Oral) |
要旨 | パルスレーザー蒸着法(PLD法)にてP置換Ba122膜を作製し、その臨界電流特性評価結果について報告する。自己磁場中Jcについて4.2Kで5.3MA/cm2と比較的高いJcが得られており、5Tにおいても約1MA/cm2であった。 |
筆頭発表者/所属 | 町 敬人 (Takato Machi ) 材料物性バルク研究部 |
タイトル /発表形態 | 改良型レーザースクライビングによる分割数向上の試みII (Oral) |
要旨 | Y系線材のマルチフィラメント化技術の進展について,レーザ光源およびエッチング装置の改造によって加工速度を向上させた細線加工技術について報告する |
筆頭発表者/所属 | 安達 成司(Seiji Adachi) デバイス研究開発部 |
タイトル /発表形態 | イオン照射によるジョセフソン接合-超伝導コンタクトの作り分け (Oral) |
要旨 | ランプエッジ型ジョセフソン接合の作製プロセスにおいては、上下超伝導電極間の界面を如何に制御して作製するかが極めて重要である。超伝導コンタクトとして機能させたい部分では上下電極の接触面積を大きく設け、実効的な"超伝導短絡"を形成している。我々は、これとは違った方法によるジョセフソン接合と超伝導コンタクトの作り分けを検討し、上部電極形成前のランプ斜面に対するイオン照射を制御することによる作り分け方法を開発した。 |
筆頭発表者/所属 | 安達 成司(Seiji Adachi) デバイス研究開発部 |
タイトル /発表形態 | 酸化物積層構造を有する微小2軸HTS-SQUIDグラジオメータの作製 (Oral)) |
要旨 | 空間分解能に重きを置いた高温超伝導微小2軸グラジオメータの作製について検討を行なった。イオン照射の制御によりジョセフソン接合と超伝導コンタクトを作り分ける手法を用い、ベースライン長30μmのグラジオメータが2つ重なった微小2軸グラジオメータを作製した。 |
筆頭発表者/所属 | 石丸 喜康(Yoshihiro Ishimaru) デバイス研究開発部 |
タイトル /発表形態 | (CaRE)Fe2As2薄膜のMBE成長 (Oral) |
要旨 | 我々は、異方性が小さくTcが比較的高い122系材料に注目し、薄膜化の検討を行ってきた。その中でもCaFe2As2(Ca122)は、希土類(RE)元素を置換することにより40 K以上のTcを示すことが最近報告され興味深いが、Caの蒸気圧が比較的高いためPLD法による成膜は困難である。我々はRE置換Ca122薄膜をMBE法により成長させることを検討した。今回は、高品質なCa122:RE(RE = La,Ce,Pr,Nd)薄膜の実現を目指した取り組みについて報告する。 |
筆頭発表者/所属 | 河野 丈治(Joji Kawano) デバイス研究開発部 |
タイトル /発表形態 | 高温超伝導SQUIDグラジオメータを用いた内部配管中の欠陥非破壊検査の検討 (Oral) |
要旨 | 高温SQUIDグラジオメータを用いた非破壊検査による断熱材および外装金属板で覆われた配管中の欠陥検出の可能性の評価を目的に、アルミ平板2枚と中間絶縁層からなる模擬試験体を作製し、内部アルミ板中のスリット状欠陥の検出を検討した。絶縁層15 mm厚に対しても十分大きな欠陥起因の信号を検出することができた。また、励磁周波数を下げることにより外装金属板による信号減衰を低減できることがわかった。 |
筆頭発表者/所属 | 塚本 晃(Akira Tsukamoto) デバイス研究開発部 |
タイトル /発表形態 | ハイブリッド型高温超電導マグネトメータの開発 (Oral) |
要旨 | 本研究では、磁束トラップが起こりにくい高感度マグネトメータの開発を目的として、スリット型SQUIDインダクタにマルチターン入力コイルを直接結合させたハイブリッド型マグネトメータを試作した。検出コイルを流れる遮蔽電流はスリット型SQUIDインダクタに流れた後、マルチターン入力コイル(巻き数Ni=3または6)に流れる。そのため、検出コイルはSQUIDインダクタと直接結合すると共に、入力コイルを介して磁気結合しており、従来の直結型構造よりも結合効率が高い。ハイブリッド型SQUIDの有効面積はNi=3付近で最大となった。試作したハイブリッド型マグネトメータは地磁気中で冷却しても雑音が増加しないことを確認した。 |
筆頭発表者/所属 | 波頭 経裕(Tsunehiro Hato) デバイス研究開発部 |
タイトル /発表形態 | 地磁気観測用高温超電導SQUIDシステム (Oral) |
要旨 | 超電導エレクトロニクス研究開発の実用例として、現在稼働中の高温超電導SQUIDを用いた地磁気観測装置について紹介し、SQUIDの長時間連続運転について報告する。従来のものと比較し、高スルーレートよりむしろ、ドリフトを抑制する構成とし、長時間に及ぶ液体窒素の保持による長時間運転を実現した。 |
筆頭発表者/所属 | 間中 亮介(Ryosuke Manaka) デバイス研究開発部 |
タイトル /発表形態 | 高磁場耐性HTS-SQUIDグラジオメータの設計 (Oral) |
要旨 | 超高感度の磁場センサであるSQUIDは、敏感であるが故にそれ自体外乱に弱いという欠点がある。試料周辺に励磁コイル等が配置されているようなシステム構成では、SQUID自体に高い磁場耐性が要求される。SQUIDグラジオメータにおいては、外部磁場に対して、検出コイル外周に沿って遮蔽電流が流れる。このことに着目し、磁場耐性に優れたレイアウト設計を提案する。検出コイル内部では場所によって遮蔽電流によって誘起される遮蔽磁場の強さが異なる。外部磁場と遮蔽磁場が打ち消しあう場所にSQUIDインダクタを置くことで耐磁場性能の向上が見込める。 |
筆頭発表者/所属 | 三浦 正志(Masashi Miura) デバイス研究開発部 |
タイトル /発表形態 | As/P組成比がBaFe2(As1-xPx)2薄膜の超伝導特性に及ぼす影響 (Oral) |
要旨 | 最高で約30 KのTcを有するBaFe2(As1-xPx)2超伝導体のエピタキシャル薄膜を用い、P組成が臨界温度、上部臨界磁場、不可逆磁場、異方性パラメータなどの超伝導特性に及ぼす影響について調べた。最適ドープ状態からのP量の増大と共にTcは低下し、異方性が大きくなる傾向が見られた。 |
筆頭発表者/所属 | 佐藤 哲朗(Tetsuo Sato) 低温デバイス研究開発室 |
タイトル /発表形態 | 微小Al/AlOx/Al積層型ジョセフソン接合の作製プロセス開発 (Oral) |
要旨 | 超伝導Qubit への応用を目的とし、最小で100nm以下の寸法を有するAl/AlOx/Al系微小ジョセフソン接合を含む回路を作製するための制御性・再現性に優れたプロセスの確率を目指している。特に、従来の斜め蒸着法ではなく、回路設計の柔軟性に優れた積層型接合の作製プロセスの確立を主要課題としている。Cl系反応性イオンエッチング(RIE)によるAl薄膜の微細加工プロセスや、CMP平坦化等を用いた接合上部コンタクト形成プロセスなどを検討してきた結果を報告する。 |
筆頭発表者/所属 | 坂井 直道(Naomichi Sakai) 線材研究開発部 |
タイトル /発表形態 | RE123系線材の耐剥離性 - MODベッド線材の剥離強度と熱処理の関係- (Oral) |
要旨 | MOD法 により下地層を形成した線材に関し、その後の熱処理温度と剥離強度の関係と剥離原因および改善方法について報告を行う。剥離強度と原因を3種に分類。焼成 温度を550℃以上に高めることで、GZO内部破壊に起因する低剥離強度箇所は除去可能。もうひとつの剥離原因である基板近傍からの剥離は、基板洗浄の強化により改善できる見込み。これらを実施することで、50MPa以上の安定した剥離強度を有する線材が作製できる見込み。 |
筆頭発表者/所属 | 宮田 成紀(Seiki Miyata) 線材研究開発部 |
タイトル /発表形態 | IRレーザーアシストCVD法を用いたYBa2Cu3O7-d$薄膜の高速成膜とその超電導特性の評価 (Oral) |
要旨 | 高速プロセスの実現を目指し、IRレーザーを併用したMOCVDシステムの設計および導入を行い、YBCO薄膜の成膜実験を行った。比較的低成膜レート領域において行った条件の最適化の結果、最高でJc=3.2MA/cm2、Ic=224Aの特性が得られた。また、高成膜レート領域においても、Jc=1MA/cm2以上の特性を維持しながら58うm/hの成膜レートを達成した。 |
学会名 | 電子情報通信学会 2012年ソサエティ大会 2012/9/11~9/14 富山大学 五福キャンパス |
筆頭発表者/所属 | 鈴木 秀雄(Hideo Suzuki) 低温デバイス研究開発室 |
タイトル /発表形態 | フラッシュ型5ビットSFQ ADCの冷凍機システムでの高周波動作 (Oral) |
要旨 | 我々は超電導フラッシュ型ADC(Analog-to-Digital Converter)の開発を行ってきた。これまでに研究開発してきた成果をもとに5ビットADCを設計・試作し、冷凍機システムにセットしてその高周波動作の実験を行った。その結果、試作したADCチップにおいて、10GHzでのビート周波数法による電気信号入力でほぼ5ビットの動作と、光信号入力による動作を確認することができた。また、サンプリング周波数の高周波化の実験を行い、100GHzまでの動作を確認した。 |
学会名 | M2S 2012(Materials & Mechanisms of Superconductivity) 2012/7/29~8/3 Washington D.C, USA |
筆頭発表者/所属 | 安達 成司 (Seiji Adachi) デバイス研究開発部 |
タイトル /発表形態 | Thin film fabrication of BaFe2(As,P)2 superconductor by Nd:YAG-PLD method (Poster) |
要旨 | 鉄系超伝導体のうちで異方性が小さな122型で、中でも比較的Tcが高いBaFe2(As,P)2超伝導体について、磁束ピン止め中心導入の研究を行うために、その前段階として多様な欠陥構造導入が期待できる非平衡プロセスであるパルスレーザ蒸着法(PLD法)による高品質薄膜の作製を試みた。基板温度、エネルギ密度、照射周波数をそれぞれ 780℃、11 J/cm2、30 Hz とし、5分間の成膜により膜厚 400nmの黒色の薄膜を得た。X線回折によりc軸配向していることが確認できた。103反射のΦスキャンでは4回対称のピークが得られ、面内配向も良好であることが確認できた。四端子法による抵抗測定では 30 K付近で明瞭な抵抗低下が認められ、27 K でゼロ抵抗を示した。 |
学会名 | 応用物理学会 超伝導分科研究会 2012/7/5 東京都江東区(ISTEC) |
筆頭発表者/所属 | 波頭 経裕(Tsunehiro Hato) デバイス研究開発部 |
タイトル /発表形態 | 地下資源探査用SQUID-TEM 磁力計の開発 (Oral) |
要旨 | 超伝導エレクトロニクスの研究開発の実用例として、現在開発中の高温SQUIDを用いた地下資源探査装置の諸特性について報告する。従来のものと比較し、高スルーレート、野外動作安定性の向上、携行性の改善などについて報告する。背景やスルーレートの話を中心とし、フィールド試験の結果についても機器性能を示す目的に限り一部紹介する。 |
学会名 | HTSHFF2012(11th International Symposium on Temperature Superconductors in High Frequency Fields) 2012/5/29~6/1 宮城県 松島 |
筆頭発表者/所属 | 波頭 経裕(Tsunehiro Hato) デバイス研究開発部 |
タイトル /発表形態 | Development of an HTS SQUID system for geophysical exploration based on transient electromagnetic technique (Oral) |
要旨 | 超伝導エレクトロニクスの研究開発の実用例として、現在開発中の高温超電導SQUIDを用いた地下資源探査装置について紹介し、その磁力計の諸特性について報告する。従来のものと比較し、高スルーレート、携行性の改善などについてその手法と効果について報告する。 |
学会名 | ICEC24-ICMC2012(International Cryogenic Engineering Conference 24-International Cryogenic Materials Conference 2012) 2012/4/14~4/18 福岡国際会議場 |
筆頭発表者/所属 | 町 敬人 (Machi Takato) 材料物性バルク研究部 |
タイトル /発表形態 | Filamentarization of coated conductors by modified laser scribing method ( Invite) |
要旨 | Y系線材のマルチフィラメント化技術の進展について,レーザ光源およびエッチング装置の改造によって加工速度を向上させた細線加工技術について報告する |
筆頭発表者/所属 | 片山 功多 (Kota Katayama) 線材研究開発部 |
タイトル /発表形態 | AC loss reduction of TFA-MOD coated conductors in long length by laser scribing technique (2) (Poster) |
要旨 | MOD-YBCO超電導線材を作製し、5mm幅×5分割に分割加工を行った時にポアが原因とみられる剥離が発生した。ポアを減少させるために本焼前に中間熱処を行い、その影響を調査した。中間熱処理を実施することにより、ポアが減少して超電導層が高密度化されることを確認した。中間熱処理工程を加えた新工程でMOD-YBCO超電導線材を作成し、5mm幅×5分割の分割加工を行ったところ剥離無に分割加工することができた。分割後、コイル形状に巻き線して通電した際に各フィラメントに流れる電流を測定した結果、各フィラメントに流れる電流はほぼ均一であり、この結果からこの線材の交流損失が1/5(1/分割数)になっている事が確認できた。さらなる低損失化に向けて、製造方法・分割方法共に引き続き開発を続けていく。 |
筆頭発表者/所属 | 高木 裕司 (Yuji Takagi) 線材研究開発部 |
タイトル /発表形態 | Development of TFA-MOD derived YBCO coated conductors by multi-turn reel-to-reel system (2) (Poster) |
要旨 | 低コストの作製法として知られている、TFA-MOD法を用いて、高特性で低コストのYBCO線材を作製した。この作製をマルチターン式のReel to Reel大型電気炉を用いて行い、開発当時と比較すると、結晶成長速度を制御することにより、製造高速化に成功した。また中間熱処理を施すことにより、高特性の長尺線材を作製することにも成功した。この長尺線材の成功のもとにある中間熱処理の詳細な検証をしたうえで、更なる長尺線材作製に応用する。 |
筆頭発表者/所属 | 種子田 賢宏 (Takahiro Taneda) 線材研究開発部 |
タイトル /発表形態 | Grain/crystallite size dependence on self-epitaxy of buffer layer for coated conductors (Poster) |
要旨 | IBAD-MgO層等の上に積層するCeO2等の中間層の自己配向現象の機構解明に取り組んでいる。自己配向発現機構を考察するために結晶粒径の異なるLMO試料上のCeO2の成長について分析を行っている。AFMで測定した結晶粒径やX線回折測定から見積もった結晶子サイズは試料間で異なっている一方、LMO層の面内配向性はエピ成長によりMgO層のそれを引き継いでおり、通常のエピ成長条件を保っている。CeO2の面内配向は試料により異なっており、結晶粒径/結晶子サイズが自己配向性を左右する要因の一つであると考えられる。 |
筆頭発表者/所属 | 安藤 拓哉 (Takuya Ando) 電力機器研究開発部 |
タイトル /発表形態 | Development of Y-SMES for electric power system control (Poster) |
要旨 | 平成20年度より新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「イットリウム系超電導電力機器技術開発」プロジェクトがスタートしている。本報告では、Y系線材を用いた電力機器の研究開発のうち、SMESの研究開発についての計画概要と進捗状況について、現在までの研究成果を織り交ぜながら紹介する。 |
筆頭発表者/所属 | 筑本 知子 (Noriko Chikumotoo) 材料物性バルク研究部 |
タイトル /発表形態 | Comparative study of pinning characteristics of Ba(Fe1-xCox)2As2 and BaFe2(As1-xPx)2 (Poster) |
要旨 | Ba(Fe,Cox)2As2 およびBaFe2(As,P)2単結晶の臨界電流特性および磁束クリープの評価を行った結果を両者においてピン止め機構の違いがみられた。磁束クリープ速度の温度、磁場異存性などの比較も行い、置換サイトの違いや置換量によって温度・磁場領域でどのようなピン止め機構が効いているのかなどを考察する。 |
筆頭発表者/所属 | 高木 智洋 (Tomohiro Takagi) 電力機器研究開発部 |
タイトル /発表形態 | The Effect of Artificial Pinning Centers on HTS Coil Characteristic (Poster) |
要旨 | 線材としてのGdBCO人工ピン入り/なし線材の磁場中特性評価を行った。そしてその結果を使って試験用レーストラックコイルのI-V特性を解析し、実際の通電実験結果と比較してその有効性を検証した。さらにその解析に基づいてコイル内部での発熱分布の導出を行った。その結果、コイル高さ方向の中央側、径方向の内径側に発熱の集中する領域が形成されることが判明した。また、ピン入りコイルとピンなしコイルでその発熱集中領域の位置が異なることがわかった。 |
学会名 | 2012MRS Spring Meeting and Exhibit 2012/4/9~4/13 San Francisco, California USA |
筆頭発表者/所属 | 筑本 知子 (Noriko Chikumoto) 材料物性バルク研究部 |
タイトル /発表形態 | Influence of Substitution Sites on the Critical Current Density and Flux Dynamics of Ba122 Single Crystals (Oral) |
要旨 | Ba(Fe,Co)2As2およびBaFe2(As,P)2単結晶の臨界電流特性および磁束クリープの評価を行った結果を両者においてピン止め機構の違いがみられた。磁束クリープ速度の温度、磁場依存性などから、それぞれの温度・磁場領域でどのようなピン止め機構が効いているのかなどを考察する。 |
学会名 | 平成24年電気学会全国大会 2012/3/21~23 広島工業大学 |
筆頭発表者/所属 | 丸山 修 (Osamu Maruyama) 電力機器研究開発部 |
タイトル /発表形態 | 275kV-3kA YBCO 超電導ケーブルの開発 (oral) |
要旨 | Y系線材を用いた高温超電導ケーブルの開発において、高電圧化・大容量化を指向し、世界最大容量の275kV-3kA級の超電導ケーブルの開発を進めている。本報告では、交流損失低減技術、甲電圧絶縁技術およびケーブルシステム検証試験の概要について報告する。 |
筆頭発表者/所属 | 河野 丈治 (Joji Kawano) デバイス研究開発部 |
タイトル /発表形態 | 高温超電導SQUIDセンサを用いた磁性材料 (oral) |
要旨 | 表面滞磁した試験体の欠陥診断が可能な新型非破壊システムの開発を行った。新型非破壊検査システムは測定対象の表面滞磁が10mT以上であっても適正に動作することを確認した。 |
筆頭発表者/所属 | 片山 功多 (Kota Katayama) 線材研究開発部 |
タイトル /発表形態 | AC loss reduction of TFA-MOD coated conductors in long length by laser scribing technique (2) (Poster) |
要旨 | MOD-YBCO超電導線材を作製し、5mm幅×5分割に分割加工を行った時にポアが原因とみられる剥離が発生した。ポアを減少させるために本焼前に中間熱処を行い、その影響を調査した。中間熱処理を実施することにより、ポアが減少して超電導層が高密度化されることを確認した。中間熱処理工程を加えた新工程でMOD-YBCO超電導線材を作成し、5mm幅×5分割の分割加工を行ったところ剥離無に分割加工することができた。分割後、コイル形状に巻き線して通電した際に各フィラメントに流れる電流を測定した結果、各フィラメントに流れる電流はほぼ均一であり、この結果からこの線材の交流損失が1/5(1/分割数)になっている事が確認できた。さらなる低損失化に向けて、製造方法・分割方法共に引き続き開発を続けていく。 |
学会名 | 2012年電子情報通信学会 総合大会 2012/3/20~23 岡山大学 |
筆頭発表者/所属 | 鈴木 秀雄 (Hideo Suzuki) 低温デバイス開発室 |
タイトル /発表形態 | フラッシュ型SFQ ADCのバイアス電流供給とグランド構造の検討 (oral) |
要旨 | 超電導フラッシュ型ADC(Analog-to-Digital Converter)の開発において、これまでに、電流密度を2.5KA/cm2から10KA/cm2に高めることや相補型コンパレータのインピーダンス整合やトランス構造の改善により高周波を行ってきた。また、エラー補正回路を含む統合型ADC全体に関してもタイミングを見直し最適な設計を行ってきた。これらに加えてバイアス電流がグランドプレーンに流れることによる回路動作に与える影響を避けるためのバイアス電流の供給法と、超電導グランドを小さな機能回路ブロック毎に分離した構造を提案する。今回これらを採用した統合ADCを設計し、その動作確認をしたので報告する。 |
筆頭発表者/所属 | 田辺 圭一 (Keiichi Tanabe) デバイス研究開発室 |
タイトル /発表形態 | ジョセフソン接合作製技術の進展 (invite) |
要旨 | ジョセフソン(Josephson)が超伝導トンネル接合における超伝導電子対(クーパー対)のトンネリング効果を理論的に予言して今年で50周年を迎える。本講演では、多様な形状や特性をもつジョセフソン接合の種類と特徴について簡単にまとめた後、現在の超伝導エレクトロニクス応用の2つの大きな潮流となっているNbを中心とする低温超伝導接合、および銅酸化物REBa2Cu3Oy(RE:希土類元素)を中心とする高温超伝導接合の作製技術の進展について、歴史的経緯を含めながら述べる。 |
学会名 | 2012年春季 第59回 応用物理学関係連合講演会 2012/3/15~18 早稲田大学 |
筆頭発表者/所属 | 安達 成司 (Seiji Adachii) デバイス研究開発部 |
タイトル /発表形態 | 超伝導入力コイル付きHTS-SQUIDグラジオメータの作製(II)(oral) |
要旨 | 我々は現在、超伝導線材もしくは金属製の検出コイルによって伝達された試料からの信号を受け取るためのHTS-SQUIDグラジオメータを開発している。今回はこのチップの作製について報告する。これまでの研究では超伝導交差配線の部分における超伝導性の劣化が問題となっていた。今回は、超伝導交差配線の部分をできるだけ少なくした新しいレイアウト設計を行い、チップを作製した。 |
筆頭発表者/所属 | 波頭 経裕 (Tsunehiro Hato) デバイス研究開発部 |
タイトル /発表形態 | 地下資源探査用SQUID-TEM磁力計の開発 (oral) |
要旨 | 超伝導エレクトロニクスの研究開発の実用例として、現在開発中の高温超電導SQUIDを用いた地下資源探査装置について紹介し、その磁力計の諸特性について報告する。従来のものと比較し、高スルーレート、広ダイナミックレンジ、携行性の改善などについてその手法と効果について報告する。 |
筆頭発表者/所属 | 塚本 晃 (Akira Tsukamoto) デバイス研究開発部 |
タイトル /発表形態 | 高温超電導テープ線材を用いた大型グラジオメータの試作(2) (oral) |
要旨 | 我々は、環境雑音を低減しつつ、地中深部の信号を計測するために大型平面型グラジオメータの開発を進めている。今回、バランス調整機構を有するベースラインb=350mmの大型グラジオメータを試作したので報告する。 |
筆頭発表者/所属 | 町 敬人 Takato Mchi) 材料物性バルク研究部 |
タイトル /発表形態 | 改良型レーザースクライビングによる分割数向上の試み (orale) |
要旨 | レーザースクライビング加工法を用いてY系線材の10分割加工を試みた結果について報告する |
筆頭発表者/所属 | 筑本 知子 (Noriko Chikumoto) 材料物性バルク研究部 |
タイトル /発表形態 | BaFe2As2系超電導体のピーク効果及び磁束クリープ特性 (oral) |
要旨 | BaFe2As2はFeサイトのCo置換やAsサイトのP置換によって、超電導性が発現する。今回は磁束クリープ特性を詳細に調べ、ピーク効果との関わりについて検討を行ったので、その結果について報告する。 | 筆頭発表者/所属 | 安達 成司 (Seiji Adachii) デバイス研究開発部 |
タイトル /発表形態 | PLD法によるBaFe2(As,P)2超伝導薄膜の作製 (oral) |
要旨 | 鉄系超伝導体のうちで異方性が小さな122型で、中でも比較的Tcが高いBaFe2(As,P)2超伝導体について、磁束ピン止め中心導入の研究を行うために、その前段階として多様な欠陥構造導入が期待できる非平衡プロセスであるパルスレーザ蒸着法(PLD法)による高品質薄膜の作製を試みた。 |
筆頭発表者/所属 | 田辺 圭一 (Keiichi Tanabe) デバイス研究開発室 |
タイトル /発表形態 | 室温超伝導と超伝導集積回路実現への挑戦 (invite) |
要旨 | 田中昭二先生の追悼シンポジウムにおいて、先生の夢であった室温超伝導と超伝導大規模集積回路の実現に関し、大学の研究室および超電導工学研究所での体験談を中心に紹介する。 |
学会名 | 「イノベーションつくば」ワークショップ2012 2012/2/23 放送大学東京文京学習センター |
筆頭発表者/所属 | 佐藤 哲朗 (Tesuo Sato) 低温デバイス開発室 |
タイトル /発表形態 | 量子ビット用積層型微小ジョセフソン接合の作製プロセス開発 (invite) |
要旨 | 微小なAl/AlOx/Al積層型ジョセフソン接合を作製するためのプロセスを検討した。微小接合は電子線描画法とCl系反応性イオンエッチング法を用いて形成した。接合上部の超伝導コンタクトはCMP研摩により露出させて形成した。比較的大きな配線などのパターン形成にはi線ステッパを用いた。 |
学会名 | 低温工学・超電導学会 2011年度第4回超電導応用研究会/第3回材料研究会合同シンポジウム 2012/2/9 ISTEC(東京都) |
筆頭発表者/所属 | 田辺 圭一 (Keiichi Tanabe) デバイス研究開発室 |
タイトル /発表形態 | 積層型高温SQUIDの材料技術と応用展開 (invite) |
要旨 | ISTECの薄膜積層技術を用い従来に比べ磁場感度と磁場耐性に優れた積層型SQUIDを開発してきた。その作製プロセスと技術課題について述べると共に、応用展開の一例として、分離型SQUIDの開発や金属鉱物資源探査装置実用機開発、線材非破壊検査装置開発の一部を紹介する。 |
学会名 | 電子情報通信学会 超伝導エレクトロニクス研究会 2012/1/26 機械振興会館(東京都) |
筆頭発表者/所属 | 河野 丈治 (Joji Kawano) デバイス研究開発室 |
タイトル /発表形態 | 磁化材料深部欠陥探査を目的とした高温超伝導SQUIDセンサーを用いた非破壊検査装置の開発 (oral) |
要旨 | 表面滞磁した試験体の欠陥診断が可能な新型非破壊システムの開発を行った。新型非破壊検査システムは測定対象の表明滞磁が10mT以上であっても適正に動作することを確認した。 |
学会名 | FIRST量子情報処理プロジェクト全体会議 2011/12/14 |
筆頭発表者/所属 | 日高 睦夫 (Mutsuo Hidaka) 低温デバイス開発室 |
タイトル /発表形態 | Fabrication process of Al small Josephson junctions for quantum bits (oral) |
要旨 | 産総研と共同で進めているAl量子ビット作製プロセス開発における微小ジョセフソン接合開発の進捗状況をFIRST量子情報処理プロジェクトの全体会議で報告する。 |
学会名 | (MEM11)6th Workshop of Mechanical-Electromagnetic Properties of Superconducting materials 11/12/5 沖縄県 |
筆頭発表者/所属 | 山田 雄一 (Yuichi Yamada) 電力機器研究開発部 |
タイトル /発表形態 | Bending Strain Characteristics of RE123 Superconductors (oral) |
要旨 | 現在開発を行っている各種のRE系線材の曲げひずみ特性をGoldcker方式により評価した。超電導層が引っ張り方向になる曲げではいずれの線材も直径20mm前後でIcの維持率が95%となった。また、曲げた後に直線状に戻した場合にIcが復帰するかどうかの不可逆点の評価を行った。 |
学会名 | 第63回白石記念講座 「低炭素化社会実現のための超伝導技術-超伝導線材化技術の発展-」 11/11/25 東京都 |
筆頭発表者/所属 | 和泉 輝郎 (Teruo Izumi) 線材研究開発部 |
タイトル /発表形態 | イットリウム系高温超電導線材の開発と応用 (invite) |
要旨 | 省エネ・低炭素化に大きな貢献が期待されているイットリウム系超電導線材関連技術の最新動向を報告する。 |
学会名 | 2011年度秋季低温工学・超電導学会 2011/11/9~11/11 金沢市(金沢歌劇座) |
筆頭発表者/所属 | 筑本 知子 (Noriko Chikumoto) 材料物性バルク研究部 |
タイトル /発表形態 | Fe122 単結晶の磁束クリープ特性 (oral) |
要旨 | 本研究では、Co置換及びP置換したFe122単結晶について、臨界電流特性評価を行い、置換サイトによる影響の違いについて検討を行なった。 |
筆頭発表者/所属 | 高橋 保夫 (Yasuo Takahashi) 線材研究開発部 |
タイトル /発表形態 | TFA-MOD法によるBZOピン導入YGdBCO磁場中高Ic化線材の開発(2)(oral) |
要旨 | TFA-MOD線材の磁場中高Ic化の検討としてYGdBCO混晶系材料にBZOを導入を行っている。 今回の発表では磁場中特性の向上のための本焼プロファイルの最適化を行った。 結果から本焼成プロセスの昇温過程で中間熱処理を行うことによって77K,3TのIcが大幅に向上することがわかった。 |
筆頭発表者/所属 | 山田 雄一 (Yuichi Yamada) 電力機器研究開発部 |
タイトル /発表形態 | RE123系線材の応力-ひずみ特性(5) 実用線材のひずみ特性2 (poster) |
要旨 | Y系超電導電力機器技術開発においては、実用線材として期待できる各種の製造プロセスでRE123系線材の開発を行っている。製造プロセスによって予歪量などが異なり、使用上重要な曲げひずみ特性が変化すると考えられる。今回は、MO-CVD法による線材や、Jc向上を目指して基板の厚さを変えた線材における曲げひずみ特性を報告する。 |
筆頭発表者/所属 | 筑本 知子 (Noriko Chikumoto) 材料物性バルク研究部 |
タイトル /発表形態 | RE123テープ線材の臨界電流特性の異常な磁界角度依存性 (oral) |
要旨 | PLD法RE123について、磁気ヒステリシス及び磁束クリープの磁界角度依存性の測定を行い、磁化の異常の出る温度・磁場範囲、製造条件、配向度の影響などを調べた。 |
筆頭発表者/所属 | 坂井 直道 (Naomichi Sakai) 線材研究開発部 |
タイトル /発表形態 | RE123系線材の剥離に対する欠陥の影響 (poster) |
要旨 | 切断加工で導入された欠陥および線材に内在する欠陥が線材の剥離に及ぼす影響およびその抑制方法に関して報告する。 |
筆頭発表者/所属 | 高木 裕治 (Yuji Takagi) 線材研究開発部 |
タイトル /発表形態 | マルチターン式Reel-to-Reelシステムを用いた高特性MOD-YBCO長尺線材の開発 (oral) |
要旨 | TFA-MOD法を用いて、高特性で低コストのYBCO線材作製をマルチターン式のReel to Reel大型電気炉を用いて行い、開発当時と比較すると、結晶成長速度を制御することにより、製造高速化に成功した。また中間熱処理を施すことにより、高特性の長尺線材を作製することにも成功した。 |
筆頭発表者/所属 | 町 敬人 (Takato Machi) 材料物性バルク研究部 |
タイトル /発表形態 | レーザースクライビング加工によるマルチフィラメント化プロセスの高速化 (oral) |
要旨 | Y系線材のマルチフィラメント化技術の進展について,レーザ光源およびエッチング装置の改造によって加工速度を向上させたことを報告する |
筆頭発表者/所属 | 飛田 浩史 (Hiroshi Tobita) 線材研究開発部 |
タイトル /発表形態 | BaHfO3 導入によるPLD-GdBCO線材の磁場中Ic特性の向上 (oral) |
要旨 | PLD-GdBCO線材の磁場中のIc特性向上として、人工ピン添加GdBCO線材の開発が行われており、その一つとしてBZOがある。本研究では、より効果的な人工ピンとしてBHO添加による磁場中Ic特性向上を検討した結果、85A/cm-w@77K,3T, 2.9μmのRTR短尺サンプルを得たので、 そのIcBθ特性等について報告する。 |
学会名 | 薄膜材料デバイス研究会第8回研究会 2011/11/4~11/5 京都市(龍谷大学) |
筆頭発表者/所属 | 田辺 圭一 (Keiichi Tanabe) デバイス研究開発部 |
タイトル /発表形態 | 超伝導エレクトロニクスの応用の進展 |
要旨 | 超伝導エレクトロニクス応用開発の2つの大きな流れとなっているNbを用いた低温超伝導デバイスと銅酸化物系の高温超伝導デバイスに対し、ジョセフソン接合の作製技術と応用開発の進展について、歴史的背景も少し含めながら最近の進展を中心に述べる。 |
学会名 | Superconducting SFQ VLSI Workshop(SSV Workshop2011) 2011/11/1 京都市(京都リサーチパーク) |
筆頭発表者/所属 | 永沢 秀一 (Shuichi Nagasawa) 低温デバイス開発室 |
タイトル /発表形態 | Evaluation of Advanced Fabrication Process using both Diagnostic Chips and Shift Resister Chips (oral) |
要旨 | 大規模SFQ回路の開発を目的として、臨界電流密度10kA/cm2のNb多層アドバンスプロセス(ADP)を開発し、そのプロセスの信頼性向上に向けた研究について報告する。 |
学会名 | The 15th Japan-US Workshop on Advanced Superconductors 2011/10/27~10/29 大阪市 |
筆頭発表者/所属 | 吉積 正晃 (Masateru Yoshizumi) 線材研究開発部 |
タイトル /発表形態 | Introduction of artificial pinning centers into RE123 coated conductors (invite) |
要旨 | 最近のISTECにおけるRE123層への人工ピン止め点導入による磁場中特性改善技術及びプロセス開発成果について、TFA-MOD法、PLD法の2つのプロセスによる成膜方法と、その特徴、特筆すべき成果など(世界でも類をみない、膜厚に対する特性向上の直進性:PLD、Zr塩を用いた厚膜での大幅な特性向上:MOD)をまとめて紹介する。 |
筆頭発表者/所属 | 筑本 知子 (Noriko Chikumoto) 材料物性バルク研究部 |
タイトル /発表形態 | Pinning Characteristics of Iron Pnictide Superconductors (invite) |
要旨 | Ba(Fe,Co)2As2およびBaFe2(As,P)2単結晶の臨界電流特性の評価を行った結果を中心の紹介し、ピン止め機構の違いなどを考察する。 |
学会名 | The 6th East Asia Symposium on Superconductive Electronics (EASSE2011) 2011/10/27~10/29 山形県米沢市 |
筆頭発表者/所属 | 田辺 圭一 (Keiichi Tanabe) デバイス研究開発部 |
タイトル /発表形態 | Multilayer SQUIDs and Their Applications (invite) |
要旨 | 高温SFQ集積回路用に開発した薄膜積層およびランプエッジ接合技術を利用し、従来の単層の高温SQUIDに比べ高性能の積層型SQUIDを開発した。また、積層型SQUIDを用いたY系マルチフィラメント加工線材用の非破壊検査装置や次世代の金属資源探査装置を開発すると共に、種々の非破壊検査・バイオセンシング装置の開発も開始している。 |
学会名 | 日本学術振興会 超伝導エレクトロニクス第146委員会 2011/10/31 京都市(京都リサーチパーク) |
筆頭発表者/所属 | 波頭 経裕 (Tsunehiro Hato) デバイス研究開発部 |
タイトル /発表形態 | Development of SQUID-TEM system with a high slew rate and transportability (poster) |
要旨 | 超伝導エレクトロニクスの研究開発の実用例として、現在開発中の高温SQUIDを用いた地下資源探査装置の諸特性について報告する。従来のものと比較し、高スルーレート、低ノイズ、広ダイナミックレンジ、誘導電流の抑制効果改善、携行性の改善などについて報告する。 |
筆頭発表者/所属 | 永沢 秀一 (Shuichi Nagasawa) 低温デバイス開発室 |
タイトル /発表形態 | ISTEC/AIST Process Line for Low Temperature Electronics Devices (poster) |
要旨 | ISTECと産総研が共同で運営している低温超電導デバイスラインの紹介を行う。プロセス評価用チップや1チップに約70,000接合を集積したシフトレジスタチップを用いて信頼性向上のための研究、量子ビットや低電力SFQ回路向けに微小接合の開発、新しい応用として二つの電流を非常に高い精度で比較できるICCCの開発も行っている。 |
学会名 | 24th International Symposium on Superconductivity (ISS2011) 2011/10/24~10/26 東京(タワーホール船堀) |
筆頭発表者/所属 | 塩原 融 (Yuh Shiohara) 所長 |
タイトル /発表形態 | Future Prospects of High-Tc Superconductivitiy; Expaanding the Frontiers of Materials and Electric Power Applications (invite) |
要旨 | 電導発見100年及び高温超電導体の発見から25年の節目の年にあたり、イットリウム系超電導電力機器開発プロジェクトを中心に近年の高温超電導研究開発について報告するとともに、今後の低酸素・省エネ社会に向けての展望を語る。 |
筆頭発表者/所属 | 筑本 知子 (Noriko Chikumoto) 材料物性バルク研究部 |
タイトル /発表形態 | Effect of Substitution Site on Critical Current and Vortex Dynamics of “Ba122” Pnictide Superconductor (oral) |
要旨 | Ba(Fe,Co)2As2およびBaFe2(As,P)2単結晶の臨界電流特性の評価を行った。その結果、Coドープ試料については、REBCO系と同様のピーク効果がみられており、また、要素的ピン力スケーリングを行なったところ、非常に良くスケーリングされることがわかった。一方、Asドープ試料においては、JcはBに対してpower-lawで減衰することがわかった。これらの特性の違いおよび、フラックスクリープ特性にもとづき、ピン止め点の違いについて議論する。 |
筆頭発表者/所属 | 間中 亮介 (Ryosuke Manaka) デバイス研究開発部 |
タイトル /発表形態 | Noise properties of HTS-SQUID gradiometer in an elevated magnetic field (poster) |
要旨 | HTS-SQUIDグラジオメータの77Kにおける磁場中ノイズ特性を測定した。片側のピックアップコイルの大きさが 0.5×1.0 mm2 で、ランプエッジ接合を用いた直結型グラジオメータを作製した。ゼロ磁場中冷却した場合、ホワイトノイズは5μφ0/rtHz であった。次いで静磁場を印加し、ノイズ測定を行った。地磁気の3倍程度の 184μTまで磁場を印加してもノイズの上昇は認められなかった。 |
筆頭発表者/所属 | 日野出 憲治 (Kenji Hinode) 低温デバイス開発室 |
タイトル /発表形態 | MALFUNCTION ANALYSIS ON SFQ SHIFT RESISTER CIRCUITS (oral) |
要旨 | Nb-SFQ-LSIプロセス開発の一環として、集積されている接合(JJ)の個数を変えたシフトレジスタをテスト回路として評価している。従来から測定してきた評価パラメータである動作マージン(バイアス電流値の上下限)に加えて、回路が入力と無関係に連続パルスを発生させる状態、いわゆる発振動作に必要なバイアス電流値を同時に測定し、両者の相関を検討した結果を報告する。 |
筆頭発表者/所属 | 波頭 経裕 (Tsunehiro Hato) デバイス研究開発部 |
タイトル /発表形態 | SQUID gradiometer array system for NDE of coated conductors striated into 10-filamentary lines (poster) |
要旨 | ACロスを低減するため、5mm幅10分割線材の開発が急務である。0.5mm幅のグラジオメータアレーを作製するためにグラジオメータの構造を変更した。10個のグラジオメータは全て動作し、77KでのΔVの平均は22.6μV、標準偏差は19%で、線材評価可能な微細グラジオメータ列の作製に成功した。 |
筆頭発表者/所属 | 町 敬人 (Takato Machi ) 材料物性バルク研究部 |
タイトル /発表形態 | Filamentarization of coated conductors by using modified laser scribing method (oral) |
要旨 | 改良型のレーザスクライビング法によるマルチフィラメント化加工の進捗について報告する。 |
筆頭発表者/所属 | 山田 雄一 (Yuichi Yamada) 電力機器研究開発部 |
タイトル /発表形態 | BENDING STRAIN CHARACTERISTICS OF RE123 WIRES MADA BY VARIOUS PROCESSES 2 (poster) |
要旨 | Y系超電導電力機器技術開発において、各種のRE123系線材の曲げひずみ特性をGoldacker方式により評価した。超電導層が引っ張り方向になる曲げではいずれの線材も直径20mm前後でIcの維持率が95%となった。また、曲げた後に直線状に戻した場合にIcが復帰するかどうかの不可逆点の評価を行った。 |
筆頭発表者/所属 | 坂井 直道 (Naomichi Sakai) 線材研究開発部 |
タイトル /発表形態 | INFLUENCE OF DEFECT ON DELAMINATION OF RE123 COATED CONDUCTOR (poster) |
要旨 | RE系線材の剥離強度および破壊靭性を評価するとともに、テープスター、MO観察およびEPMAなどで欠陥の評価を行うことで、欠陥が剥離の起点になっており、そのサイズが強度値に強く影響することを報告する。さらに、剥離の抑制指針に関して議論を行う。 |
筆頭発表者/所属 | 塚本 晃 (Akira Tsukamoto) デバイス研究開発部 |
タイトル /発表形態 | HTS planar Gradiometer Consisting of SQUID with Multi-turn Input Coil and Large Pickup Coil Made of GdBCO Coated Conductor (poster) |
要旨 | テープ線材を利用した大型グラジオメータの開発において、グラジオメータの低雑音化、高感度化に向けて、以下の検討を行った。(1)低融点金属をテープ線材とSQUID素子の接続部分に使用することで接触抵抗を低減する、(2)入力コイルの巻き数を増加させ、入力コイルとSQUID間の結合を改善する、(3)検出コイルの巻き数の最適化、(4)テープ線材の小片を使用したバランス調整機構の追加。 |
筆頭発表者/所属 | 安達 成司 (Seiji Adachi) デバイス研究開発部 |
タイトル /発表形態 | Fabrication of SQUID Chip for Large Planar Gradiometer using HTS Coated-Conductor (oral) |
要旨 | 高温超電導(HTS)線材を用いた検出コイルからの信号をHTS-SQUIDグラジオメータ(15×15 mm2基板上に作製)に伝えて地中からの微弱な磁気信号を検知する磁場偏差計を作製した。チップ基板上にはランプエッジ接合を用いたグラジオメータと、それに磁気信号を伝える入力コイルを配置している。チップ内には乗り越え、交差、多層構造の超電導配線が含まれる。今回はこのチップの作製について報告する。 |
筆頭発表者/所属 | 高木 裕司 (Yuji Takagi) 線材研究開発部 |
タイトル /発表形態 | Development of high-Ic processing for low cost YBaCO coated conductor by a multi-turn reel-to-reel crystallization large furnace for TFA-MOD process (poster) |
要旨 | TFA-MOD法を用いて、高特性で低コストのYBCO線材作製をマルチターン式のReel to Reel大型電気炉を用いて行い、開発当時と比較すると、結晶成長速度を制御することにより、製造高速化に成功した。また中間熱処理を施すことにより、高特性の長尺線材を作製することにも成功した。 |
筆頭発表者/所属 | 衣斐 顕 (Akira Ibi) 線材研究開発部 |
タイトル /発表形態 | Development of high performance IBAD/PLD long REBCO coated conductors (poster) |
要旨 | 我々は,IBAD/PLD法を用いた高特性長尺REBCO線材を開発するための幾つかの重要な技術を研究してきた.例えば,厚膜化の際,REBCO表面の熱放射率の増加に対する成膜設定温度の増加,REBCO膜内粒間のBa偏析物を低減させるため,意図的に組成比を変えたターゲットの使用,YBCOの過飽和度低減や高速成膜に対応するためのマルチプルーム・マルチターン成膜方式などがそれにあたる.その結果,50~200 m長でIc = 200~500 A/cmの線材を作製することが出来た.更に,これらの線材は,高い磁場中特性や均一なIc分布も持っていることがわかった. |
筆頭発表者/所属 | 中岡 晃一 (Koichi Nakaoka) 線材研究開発部 |
タイトル /発表形態 | High-rate fabrication of YBCO coated cinductors using TFA-MOD method (poster) |
要旨 | 過去の研究で,TFA-MOD法において使用する銅錯体をCu-TFAからCu-ナフテン酸とし原料溶液中のフッ素含有量を減少させることにより,仮焼プロセスの高速化に成功した.本研究では線材作製プロセスの低コスト化のため,イットリウム錯体についてもフッ素フリー化した新規原料溶液を開発し,塗布・仮焼プロセスの更なる高速化(高速塗布,高速仮焼,塗布膜厚/回の増加)を試みた. |
筆頭発表者/所属 | 飛田 浩史 (Hiroshi Tobita) 線材研究開発部 |
タイトル /発表形態 | Improvement of in-fields Ic characteristics by BHO (=BaHfO3) doping into PLD-GdBCO coated conductors (invite) |
要旨 | PLD-GdBCO線材の磁場中のIc特性向上として、人工ピン添加GdBCO線材の開発が行われており、その一つとしてBZOがある。本研究では、より効果的な人工ピンとしてBHO添加による磁場中Ic特性向上を検討した結果、85A/cm-w@77K,3T, 2.9μmのRTR短尺サンプルを得たので、 そのIcBθ特性等について報告する。 |
筆頭発表者/所属 | 片山 功多 (Kota Katayama) 線材研究開発部 |
タイトル /発表形態 | AC loss reduction of TFA-MOD coated conductors in long length by laser scribing technique (poster) |
要旨 | MOD-YBCO超電導線材を5mm幅×5分割に分割加工を行った時にポアが原因とみられる剥離が発生したため、ポアを減少させるために本焼前に中間熱処を行い、その影響を調査した。中間熱処理を実施することにより、ポアが減少して超電導層が高密度化されることを確認した。中間熱処理工程を加えた新工程でMOD-YBCO超電導線材を作成し、5mm幅×5分割の分割加工を行ったところ剥離無に分割加工することができた。分割後、コイル形状に巻き線して通電した際に各フィラメントに流れる電流を測定した結果、各フィラメントに流れる電流はほぼ均一であり、この結果からこの線材の交流損失が1/5(1/分割数)になっている事が確認できた。 |
筆頭発表者/所属 | 高橋 保夫 (Yasuo Takahashi) 線材研究開発部 |
タイトル /発表形態 | Preparation of BZO doped YGdBCO coated conductor with high infield-Ic by TFA-MOD (oral) |
要旨 | TFA-MOD法を用いた線材の磁場中特性向上に関する報告。 YGdBCO原料にZrを添加し焼成によりBZOのナノパーティクルを導入することによる磁場特性向上を検討している。 本焼時に中間熱処理導入により磁場中特性の向上が見られ20mMOL-ZrO添加した原料を用いて作製した1.9μm厚のYGdBCO膜で33.1A(77K,3T)が得られた。 |
筆頭発表者/所属 | 和泉 輝郎 (Teruo Izumi) 線材研究開発部 |
タイトル /発表形態 | Road for Marketable Coated Conductors (invute) |
要旨 | REBCO超電導材は多くの機器へ応用できる高い可能性があるが、高性能な超電導線材作製は容易ではない。本発表では、IBAD-PLD法、TFA-MODおよびMOCVD技術等、現在までの超電導線材研究開発について総括し、市場化へ向けた今後の展望について述べる。 |
筆頭発表者/所属 | 河野 丈治 (Joji Kawano) デバイス研究開発部 |
タイトル /発表形態 | Development of non-destructive evaluation system using an HTS-SQUID gradiometer for magnetized materials (oral) |
要旨 | 破壊検査の利用範囲の拡大のためには表面が磁化した導体や、鉄等の強磁性導体を診断出来ると言うことが必要である今回、表面滞磁した試験体を対象にして測定が可能な新型非破壊検査の開発を行った。新型非破壊検査は表面滞磁10mT以上であっても適正に動作することを確認した。 |
学会名 | 電子情報通信学会超伝導エレクトロニクス研究会 2011/10/12 東京(機械振興会館) |
筆頭発表者/所属 | 永沢 秀一 (Shuichi Nagasawa) 低温デバイス開発室 |
タイトル /発表形態 | 大規模SFQ回路のためのNb多層アドバンストプロセスの開発 (oral) |
要旨 | 大規模SFQ回路の開発を目的として、臨界電流密度10kA/cm2のNb多層アドバンスプロセス(ADP)を開発し、そのプロセスの信頼性向上に向けた研究を行っている。これまで、接合、抵抗、コンタクトなどの各種素子特性や欠陥評価をするためのプロセス評価チップと、実際のSFQ回路で欠陥評価をするためのシフトレジスタチップの測定評価の両面から、プロセスの評価を行い信頼性向上に努めてきた。今回は、この二つの測定結果の相関と共にシフトレジスタの測定結果の詳細を報告する。 |
学会名 | EUCAS-ISEC-ICMC 2011 2011/9/18-9/23 The Hague, the Netherlands |
筆頭発表者/所属 | 蓮尾 信也 (Shinya Hasuo) 特別研究員 |
タイトル /発表形態 | Passt, present, and future of superconducting digital electronics (invite) |
要旨 | 超電導発見100周年を記念しての基調講演。1970年初頭から現在に至るデジタルエレクトロニクスの技術変遷について述べるとともに、最近進展の著しいTESなどのセンサとデジタル回路の融合が今後の超電導エレクトロニクスにとって不可欠であることを述べる。 |
筆頭発表者/所属 | 町 敬人 (Takato Machi) 材料物性バルク研究部 |
タイトル /発表形態 | Reduction of AC-loss by fabricating multi-filamentary structure on coated conductors (oral) |
要旨 | Y系線材のマルチフィラメント化技術の進展について,これまでのレーザースクライビング技術に洗浄工程を追加し,その効果によって300m3分割加工に成功したことを報告する。 |
筆頭発表者/所属 | 丸山 修 (Osamu Maruyama) 電力機器研究開発部 |
タイトル /発表形態 | Development of REBCO HTS power cables (poster) |
要旨 | 平成20年度よりスタートしたNEDOのイットリウム系超電導機器開発プロジェクにおけるトY系線材を用いた電力機器の研究開発のうち、66kV-5kA大電流ケーブル開発および275kV-3kA高電圧ケーブル開発の計画概要と研究開発の進捗状況について紹介する。 |
筆頭発表者/所属 | 塚本 晃 (Akira Tsukamoto) デバイス研究開発部 |
タイトル /発表形態 | Development of HTS SQUID chip for use with an external pickup coil (oral) |
要旨 | ISTECの高温超電導薄膜多層プロセスを適用し、検出コイルの外付けに適した構造のSQUID素子を開発した。開発した素子はマルチターンHTS入力コイルとSQUIDグラジオメータをフリップチップで結合させた構造になっている。 |
筆頭発表者/所属 | 佐藤 哲朗 (Tetsuo Satoh) 低温デバイス開発室 |
タイトル /発表形態 | Fabriccation Process of Small Trilayer Josephson Junctions (poster) |
要旨 | CMP平坦化を用いて上部コンタクトを形成した、サブミクロン寸法の微小積層型ジョセフソン接合を作製するプロセスの確立を目指している。本発表ではCMP平坦化プロセスを用いて0.5-1.0micron の円形接合へのコンタクト形成に成功したプロセスを中心に報告する。接合はNb/AlOx-Al/NbおよびAl/AlOx/Alの両者について検討した。 |
筆頭発表者/所属 | 鈴木 秀雄 (Hideo Suzuki) 低温デバイス開発室 |
タイトル /発表形態 | Improvement of a flash-type SFQ A/D converter using a current density of 10kA/cm2 Nb/AlOx/Nb process (oral) |
要旨 | 超電導フラッシュ型ADC(Analog-to-Digital Converter)の開発を行っている。本報告ではNb接合の臨界電流密度を従来の2.5kA/cm2に増加するとともに高周波性能を高めるための回路設計を行った。コンパレーターに関しては、臨界電流密度を10kA/cm2に高めることによりサンプリング周波数50GHzの動作にも成功し、入力トランスの小型化等により高周波性能の改善を行った。またエラー補正回路を含む5ビットのADCの動作も確認したのでこれらの結果を報告する。 |
筆頭発表者/所属 | 吉積正晃 (Masateru Yoshizumi) 線材研究開発部 |
タイトル /発表形態 | Improvement of in-field characteristics of TFA-MOD derived coated conductores (poster) |
要旨 | TFA-MOD法を用いた低コスト線材の開発において、熱処理条件を適切なものにする事により、微細なBZOナノ粒子の分散、サイズの制御が可能となり、それに伴い磁場中特性の顕著な向上効果が発揮されることを見出した。短尺レベルでは40A/cm-w@77k,3Tを超える高い特性が得られており、BZOナノ粒子を含むREBCOの結晶成長挙動と磁場特性との関連について考察を加え、発表する。 |
筆頭発表者/所属 | 飛田 浩史 (Hiroshi Tobita) 線材研究開発部 |
タイトル /発表形態 | Improvement of in-fields Ic characteristics by BMO(BaMO3:M= Metal)doping into PLD-GdBCO coated conductors (poster) |
要旨 | PLD-REBCO線材の磁場中のIc特性向上として、人工ピン添加REBCO線材の開発が行われており、その一つとしてBZOがある。本研究では、BZOを含むBMO種類による磁場中Ic特性向上を検討した結果、32A/cm@77K,3T,1.1μm等のRTR短尺サンプルを得たので、そのIcBθ特性等について報告する。 |
学会名 | 電子情報通信学会2011年ソサイエティ大会 2011/9/13~9/16 札幌市(北海道大学) |
筆頭発表者/所属 | 永沢 秀一 (Shuichi Nagasawa) 低温デバイス開発室 |
タイトル /発表形態 | Nb-9層アドバンストプロセスを用いて試作したシフトレジスタの測定評価 (oral) |
要旨 | 大規模SFQ回路の開発を目的として、接合の臨界電流密度が10kA/cm2で、Nb-9層以上のアドバンストプロセスの開発を行っており、そのプロセス評価を目的としてシフトレジスタを試作し、測定評価を行っている。幾つかのプロセスの改善を行った結果、シフトレジスタの動作イールドの向上を図ることができ、今回初めてチップ当り7万接合程度のSFQ回路の正常動作を確認した。 |
筆頭発表者/所属 | 鈴木 秀雄 (Hideo Suzuki) 低温デバイス開発室 |
タイトル /発表形態 | フラッシュ型SFQ ADC の高周波化の検討(2) (oral) |
要旨 | 我々は相補型コンパレーターを提案し、これを用いた超電導フラッシュ型ADC(Analog-to-Digital Converter)の開発を行っている。今回コンパレータ―の入力トランスを小型化し、一次側のラインのインピーダンス整合も考慮することにより、4ビット相当での最高入力周波数を従来の7GHzから15GHzに向上することに成功した。また5ビットのADCを設計・評価し、その動作確認もしたのでこれらの結果について報告する。 |
学会名 | 2011年秋季 第72回応用物理学会学術講演会 11/8/29~9/2 山形市(山形大学) |
筆頭発表者/所属 | 塚本 晃 (Akira Tsukamoto) デバイス研究開発部 |
タイトル /発表形態 | 高温超電導集積型SQUID素子の歩留まり改善(2) (oral) |
要旨 | 検出コイルとマルチターン入力コイルを有する集積型SQUID素子の作製を行っているが、製造歩留まりが低いという問題がある。前回報告した 、マルチターン入力コイルを直列に接続しても、SQUIDの感度が低下しない構造のアイデアを拡張し、今回は集積型SQUIDと直結型SQUIDなど素子構造や素子パラメータが異なるSQUIDを同じ検出コイルに作製し、作製後に素子構造やパラメータを選択できるようにした。 |
筆頭発表者/所属 | 安達 成司 (Seiji Adachi) デバイス研究開発部 |
タイトル /発表形態 | 超伝導インプットコイル付きHTS-SQUIDグラジオメータの作製 (oral) |
要旨 | 超高感度の磁場センサであるSQUIDは、敏感であるが故にそれ自体外乱に弱いという欠点がある。我々は現在、超伝導線材もしくは金属製の検出コイルによって伝達された試料からの信号を受け取るためのHTS-SQUIDグラジオメータを開発している。今回はこのチップの作製について報告する。 |
筆頭発表者/所属 | 間中 亮介 (Ryosuke Manaka) デバイス研究開発 |
タイトル /発表形態 | HTS-SQUIDグラジオメータの磁場耐性評価 (oral) |
要旨 | 作製したグラジオメータの磁場中での安定性について検討した。今回作製したグラジオメータはゼロ磁場中では約5μΦ0/√Hz(@200Hz)の磁束雑音を示した。その後静磁場を印加し、段階的に強めていったところ、184μTまで雑音の増加は見られず、地磁気(約50μT)の3倍以上の磁場中においても安定した動作が確認できた。 |
筆頭発表者/所属 | 日野出 憲治 (Kenji Hinode) 低温デバイス開発室 |
タイトル /発表形態 | Nb SFQ プロセス評価用シフトレジスタ回路の動作解析 (oral) |
要旨 | Nb-SFQ-LSIプロセス開発の一環として、集積されている接合(JJ)の個数を変えたシフトレジスタをテスト回路として評価している。従来から測定してきた評価パラメータである動作マージン(バイアス電流値の上下限)に加えて、回路が入力と無関係に連続パルスを発生させる状態、いわゆる発振動作に必要なバイアス電流値を同時に測定し、両者の相関を検討した結果を報告する。 |
筆頭発表者/所属 | 筑本 知子 (Noriko Chikumoto) 材料物性バルク研究部 |
タイトル /発表形態 | BaFe2As2系超電導体の臨界電流及び磁束クリープ特性 (oral) |
要旨 | BaFe2As2系のピーク効果に対する置換サイトの影響を調べるために、FeサイトをCoで置換した場合とAsサイトをPで置換した場合の二種類の単結晶を育成し、その臨界電流特性評価及びクリープ特性評価をおこない、両者の違いについて議論を行なう。 |
筆頭発表者/所属 | 佐藤 哲朗 (Tetsuro Satoh) 低温デバイス開発室 |
タイトル /発表形態 | 微小積層型ジョセフソン接合の作製と評価 (oral) |
要旨 | CMP平坦化を用いて上部コンタクトを形成した、サブミクロン寸法のNb/AlOx/Nb接合を作製するプロセスを検討している。本発表では開発したプロセスを用いて、0.6-1.0 micronの円形接合を作製して評価した。 |
筆頭発表者/所属 | 町 敬人 (Takato Machi) 材料物性バルク研究部 |
タイトル /発表形態 | Y系高温超電導線材の細線加工の高速化と品質向上 (oral) |
要旨 | Y系線材のマルチフィラメント化技術の進展について,ビーム形状が楕円形のレーザを用いることによりこれまでの溝よりも均質な細線加工が可能になり,加工速度も向上したことを報告する。 |
筆頭発表者/所属 | 波頭 経裕 (Tsunehiro Hato) デバイス研究開発部 |
タイトル /発表形態 | 超電導テープ線材評価用高温超電導10ch-SQUIDグラジオメータ (oral) |
要旨 | 電力機器用超電導線材は、従来の5分割から10分割に進化しようとしている。これに伴い、非破壊検査用の10チャンネルSQUIDアレーを作製し評価した。0.5mm幅の10個のグラジオメータは全て動作し、最大および最少電圧振幅ΔVはそれぞれ30μVと16μVで、平均と標準偏差は23.6μVと19%であった。 |
筆頭発表者/所属 | 河野 丈治 (Joji Kawano) デバイス研究開発部 |
タイトル /発表形態 | 高温超伝導SQUIDグラジオメータを用いた多層平行導体の非破壊検査(2) (oral) |
要旨 | 超電導電力機器への非破壊検査を想定し、実機に近い構造(平行導体)の試験体を作製し非破壊検査を行った。測定に用いたHTS SQUIDセンサーはランプエッジ接合技術を用いて作製された。グラジオメータのベースライン長は8.5mmでこれまで深部探査に用いた計測システムを利用した。今回、励磁コイル形状の変更を行うことでより細線化された構造でも内部欠陥探査が可能となる見通しを得た。 |
学会名 | 1st Asia-Arab Sustainable Energy Forum 11/8/23 名古屋市 |
筆頭発表者/所属 | 塩原 融 (Yuh Shiohara) |
タイトル /発表形態 | Current Status and Future Prospects of High-Tc Superconductivity; Coated Conductors and Electric Power Applications (invite) |
要旨 | 2011年は超電導発見100年及び高温超電導体の発見から25年の節目の年にあたる。日本の超電導応用について、これまでの歴史と現在進行中のイットリウム系超電導電力機器開発プロジェクトについて説明し、今後の低酸素、省エネ社会実現に向けての展望を語る。 |
学会名 | 2011年度第3回 日韓超電導ワークショップ 2011/7/18 沖縄県 |
筆頭発表者/所属 | 中岡 晃一 (Koichi Nakaoka) |
タイトル /発表形態 | TFA-MOD法によるREBCO線材の開発 (oral) |
要旨 | TFA-MOD法は,高真空を必要とせずに比較的容易に高い臨界電流密度を得ることが可能なため,低コストかつ高特性な超電導線材作製プロセスとして期待されている.本発表では,SRL/ISTECにおけるTFA-MOD法によるY系超電導線材の開発状況について報告する. |
学会名 | 日本学術振興会第 154委員会研究会 2011/7/8 名古屋市(名古屋大学) |
筆頭発表者/所属 | 日高 睦夫 (Mutsuo Hidaka) 低温デバイス開発室 |
タイトル /発表形態 | ミリVパルスで動作する低消費電力超伝導デバイス (invite) |
要旨 | 超伝導SFQ回路の低消費電力性を論じる。SFQ回路は信号の大きさがmVと半導体回路と比べて約3桁小さいこと、および半導体回路で大きな問題となっている配線による電力消費が無視できることから究極の低消費電力デバイスである。バイアス電流を配布するための抵抗で消費する静的な消費電力を削減することにより、SFQ回路の消費電力はさらに削減できる余地があり、日米でそれに向けた試みが開始されている。 |
学会名 | 応用物理学会超伝導分科会第43回研究会 2011/6/30 東京都(ISTEC) |
筆頭発表者/所属 | 田辺 圭一 (Keiichi Tanabe) デバイス研究部 |
タイトル /発表形態 | 鉄系超伝導体の結晶粒界特性とジョセフソン接合 (invite) |
要旨 | 鉄系超伝導体のジョセフソン接合に関する研究動向を紹介すると共に、Co置換Ba122薄膜を用いて東工大と共同で行ったバイクリスタル結晶粒界の輸送特性評価、粒界ジョセフソン接合とSQUID作製に関する実験結果を紹介する。 |
学会名 | 2011年度春季低温工学・超電導学会 2011/5/18~5/20 つくば市(物質・材料研究機構 研究交流センター) |
筆頭発表者/所属 | 山田 雄一 (Yuichi Yamada) 電力機器研究開発部 |
タイトル /発表形態 | RE123系線材の応力-ひずみ特性(4) 実用線材のひずみ特性 (oral) |
要旨 | RE123系線材は製造プロセスによって予歪量などが異なり、使用上重要な曲げひずみ特性が変化すると考えられる。今回は、各種のRE123系線材に種々の加工を加えた線材における曲げひずみ特性を報告する(スリット線材、スクライブ-補修線材) |
筆頭発表者/所属 | 本間 久雄 (Hisao Homma) 電力機器研究開発部 |
タイトル /発表形態 | 実用RE123線材のコイル化の検討 |
要旨 | 電導機器では、実用上、大電流通電が必要であり、そのためには伝導冷却等により30k~50kの低温に冷却して使用することが想定される。今回、Cuメッキした長尺のRE123線材を作製し、コイル化および冷凍機冷却による励磁試験を行ったので、その結果を報告する。 |
筆頭発表者/所属 | 町 敬人 (Takato Machi ) 材料物性バルク研究部 |
タイトル /発表形態 | Y系超電導線材のレーザースクライビング加工の長尺化 |
要旨 | Y系線材のマルチフィラメント化技術の進展について,これまでのレーザースクライビング技術に洗浄工程を追加し,その効果によって歩留りが向上し,282m長の加工に成功したことを報告する。 |
筆頭発表者/所属 | 筑本 知子 (Noriko Chikumoto) 材料物性バルク研究部 |
タイトル /発表形態 | In-plume PLD法で作製したBSO添加GdBCO線材のピン止め特性 (poster) |
要旨 | インプルームPLD法で作製した線材のBSO添加効果について、低温や高磁場の特性変化と成膜条件の関係について、調べた。その結果成膜時の線速が遅い程、c軸に平行に磁場を印加した時のJc値及び不可逆温度が高くなることが明らかとなった。 |
筆頭発表者/所属 | 筑本 知子 (Noriko Chikumoto) 材料物性バルク研究部 |
タイトル /発表形態 | Fe122単結晶の臨界電流特性に対する置換サイトの影響 (oral) |
要旨 | BaFe2As2系のピーク効果に対する置換サイトの影響を調べるために、FeサイトをCoで置換した場合とAsサイトをPで置換した場合の二種類の単結晶を育成し、その臨界電流特性評価を行った。 |
学会名 | 2011年春季 第58回応用物理学関係連合講演会 2011/3/24~3/27 ※開催は中止、予稿集をもって発表とする |
筆頭発表者/所属 | 佐藤 哲朗 (Tetsuro Satoh) 低温デバイス開発室 |
タイトル /発表形態 | CMP平坦化を用いた微小ジョセフソン接合の作製プロセス |
要旨 | CMP平坦化を用いて上部コンタクトを形成した、サブミクロン寸法のNb/AlOx/Nb接合を作製するプロセスの確立を目指している。本発表ではCMP平坦化プロセスを用いて、0.5-1.0 micronの円形接合へのコンタクト形成に成功したプロセスを中心に報告する。 |
筆頭発表者/所属 | 筑本 知子 (Noriko Chikumoto) 材料物性バルク研究部 |
タイトル /発表形態 | BaFe2As2系超電導体の臨界電流特性の元素置換サイト依存性 |
要旨 | BaFe2As2系のピーク効果に対する置換サイトの影響を調べるために、FeサイトをCoで置換した場合とAsサイトをPで置換した場合の二種類の単結晶を育成し、その臨界電流特性評価を行った |
筆頭発表者/所属 | 町 敬人 (Takato Machi ) 材料物性バルク研究部 |
タイトル /発表形態 | Y系高温超電導線材のスクライビング加工の長尺化 |
要旨 | Y系線材のマルチフィラメント化技術の進展について,これまでのレーザースクライビング技術に洗浄工程を追加し,その効果によって300m3分割加工に成功したことを報告する。 |
筆頭発表者/所属 | 筑本 知子 (Noriko Chikumoto) 材料物性バルク研究部 |
タイトル /発表形態 | In-plume PLD法で作製したBaSnO3添加GdBCO線材のピン止め特性 |
要旨 | インプルームPLD法で作製した BaSnO3添加Gd123線材のIcの磁場依存性、磁界角度依存性を評価し、微細構造とピン止め特性に対する作製条件の影響等について検討した。 |
筆頭発表者/所属 | 河野 丈治 (Joji Kawano) デバイス研究開発部 |
タイトル /発表形態 | 高温超伝導SQUIDグラジオメータを用いた多層平行導体の非破壊検査 |
要旨 | 超電導電力機器への非破壊検査を想定し、実機に近い構造(平行導体)の試験体を作製し非破壊検査を行った。測定に用いたHTS SQUIDセンサーはランプエッジ接合技術を用いて作製された。グラジオメータのベースライン長は8.5mmでこれまで深部探査に用いた計測システムを利用した。 |
筆頭発表者/所属 | 波頭 経裕 (Tsunehiro Hato) デバイス研究開発部 |
タイトル /発表形態 | テープ線材の全長非破壊検査による剥離の検討 |
要旨 | 超電導線材の剥離の原因がハステロイ基板表面の汚染にある可能性がわかってきた。そこで、ハステロイ基板の表面の洗浄を徹底することで、汚濁を97%減少させた。その上に作製したチュ伝導線材には剥離欠陥は全長にわたり確認されず、基板表面処理が剥離欠陥の改善に効果的であることが確認された。 |
筆頭発表者/所属 | 安達 成司 (Seiji Adachi) デバイス研究開発部 |
タイトル /発表形態 | 高温超電導線材を使用した大型グラジオメータ用SQUIDチップの作製 |
要旨 | 高温超電導(HTS)線材を用いた検出コイルからの信号をHTS-SQUIDグラジオメータ(15×15 mm2基板上に作製)に伝えて地中からの微弱な磁気信号を検知する磁場偏差計を作製した。 |
筆頭発表者/所属 | 間中 亮介 (Ryosuke Manaka) デバイス研究開発部 |
タイトル /発表形態 | ランプエッジ型接合を用いたHTS-SQUIDマグネトメータの雑音特性 |
要旨 | 直結型マグネトメータを作製し、ジョセフソン接合特性と雑音特性との相関を調べた。Ic、Rn、IcRn積、ΔVと磁場雑音(@1kHz)の測定結果を比較したところ、ΔVと磁場雑音の間に比較的明瞭な相関が見られた。ΔVが大きいほど磁場雑音(@1kHz)が小さくなる傾向があった。 |
筆頭発表者/所属 | 塚本 晃 (Akita Tsukamoto) デバイス研究開発部 |
タイトル /発表形態 | 高温超電導集積型SQUID素子の歩留まり改善 |
要旨 | 検出コイルとマルチターン入力コイルを有する集積型SQUID素子の作製を行っているが、製造歩留まりが低いという問題がある。本研究では、マルチターン入力コイルを直列に接続しても、SQUIDの感度が低下しない構造を考案したので報告する。 |
学会名 | March Meeting of the American Physical Society 2011/3/21 Dallas,Texas,USA |
筆頭発表者/所属 | 筑本 知子 (Noriko Chikumoto) 材料物性バルク研究部 |
タイトル /発表形態 | Comparative study of flux pinning characteristics of Ba(Fe1-xCox)2As2 and BaFe2(As1-xPx)2 single crystals (oral) |
要旨 | BaFe2As2系のピーク効果に対する置換サイトの影響を調べるために、FeサイトをCoで置換した場合とAsサイトをPで置換した場合の二種類の単結晶を育成し、その臨界電流特性評価を行った。 |
学会名 | 平成23年電気学会全国大会 2011/3/16~18 大阪市(大阪大学) |
筆頭発表者/所属 | 丸山 修 (Osamu Maruyama) 電力機器研究開発部 |
タイトル /発表形態 | 275 kV-3 kA YBCO超電導ケーブルの開発 (oral) |
要旨 | 本報告では、Y系線材を用いた電力機器の研究開発の内、275 kV-3 kA高電圧ケーブル開発の計画概要と研究開発の進捗状況ついて紹介する。 |
学会名 | International Workshop on Novel Superconductors and Super Materials 2011 2011/3/6~3/8 東京(日本科学未来館) |
筆頭発表者/所属 | セルゲイ・リー (Sergey Lee) 材料物性バルク研究部 |
タイトル /発表形態 | Crystal Growth of GdFeAsO1-x and GdFeAs(O,F) Superconductors by High-Pressure Technique (poster) |
要旨 | Fe1111系超電導体の単結晶合成をねらいとし、高圧合成装置内の温度傾斜を利用したGdFeAsO1-x 、 GdFeAs(O,F)の結晶成長条件の検討を行った。 |
筆頭発表者/所属 | 筑本 知子 (Noriko Chikumoto) 材料物性バルク研究部 |
タイトル /発表形態 | Substitution Site Dependent Flux Pinning Properties of BaFe2As2 |
要旨 | BaFe2As2系のピーク効果に対する置換サイトの影響を調べるために、FeサイトをCoで置換した場合とAsサイトをPで置換した場合の二種類の単結晶を育成し、その臨界電流特性評価を行った |
学会名 | 電子情報通信学会 インターネットアーキテクチャ研究会 2011/2/18 東京(機械振興会館) |
筆頭発表者/所属 | 鈴木 秀雄 (Hideo Suzuki) 低温デバイス開発室 |
タイトル /発表形態 | 電導単一磁束量子回路を用いた5ビットA/Dコンバータの設計と動作 (oral) |
要旨 | 超電導SFQ回路の高速・低消費電力性を用いたアナログ/ディジタル変換回路の研究開発を行っている。今回、動作の高速化をはかるために臨界電流密度(jc)を従来の2.5kA/cm2から10 kA/cm2に高めて回路設計と設計・評価を行った。エラー補正回路とインターリーブ回路とコンパレータを集積化した超電導単一磁束量子(SFQ)回路による5ビットフラッシュ型A/Dコンバータを設計・評価した。 |
学会名 | 電子情報通信学会超伝導エレクトロニクス研究会 2011/1/24 東京(機械振興会館) |
筆頭発表者/所属 | 河野 丈治 (Joji Kawano) デバイス研究開発部 |
タイトル /発表形態 | 高温超伝導SQUIDグラジオメータを用いた多層平行導体の非破壊検査 (oral) |
要旨 | 超電導電力機器への非破壊検査を想定し、実機に近い構造(平行導体)の試験体を作製し非破壊検査を行った。測定に用いたHTS SQUIDセンサーはランプエッジ接合技術を用いて作製された。グラジオメータのベースライン長は8.5mmでこれまで深部探査に用いた計測システムを利用した。 |
学会名 | 応用物理学会超伝導分科会第42回研究会、第76回超伝導科学技術研究会WS「省エネ・低炭素社会を目指す取り組み)」 |
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発表者 | 和泉 輝郎 |
Name | Teruo Izumi |
所属 | 線材研究開発部 |
発表月日 | 2010.11.1-3 |
発表場所 | 埼玉大学 東京ステーションカレッジ |
タイトル(J) | 電力応用に向けた超伝導材料開発の現状 |
Title(E) | |
学会名 | 2010年度秋季低温工学・超電導学会 |
発表者 | 町 敬人 |
Name | Takato Machi |
所属 | 材料物性バルク研究部 |
発表月日 | 2010.12.02 |
発表場所 | 鹿児島市 |
タイトル(J) | Y系超電導線材のレーザースクライビング加工の歩留り向上 |
Title(E) | Progress in multifilamentary process for coated conductors |
学会名 | 2010年度秋季低温工学・超電導学会 |
発表者 | 坂井 直道 |
Name | Naomichi Sakai |
所属 | 材料物性バルク研究部・線材研究開発部 |
発表月日 | 2010.12.02 |
発表場所 | 鹿児島市 |
タイトル(J) | RE123線材の特性把握(2)各種ストレスに対する劣化限の検討 |
Title(E) | Understanding of deterioration phenomenon for RE123 coated conductors (2)Study on deterioration limit against various environmental stresses |
学会名 | 2010年度秋季低温工学・超電導学会 |
発表者 | 本間 久雄 |
Name | Hisao Homma |
所属 | 電力機器研究開発部 |
発表月日 | 2010.12.02 |
発表場所 | 鹿児島市 |
タイトル(J) | RE123線材の臨界電流の温度・磁場依存性とコイル化の検討 |
Title(E) | Temperature and magnetic field dependence of critical current of RE123 coated |
学会名 | 2010年度秋季低温工学・超電導学会 |
発表者 | 中岡 晃一 |
Name | Koichi Nakaoka |
所属 | 線材研究開発部 |
発表月日 | 2010.12.01 |
発表場所 | 鹿児島市 |
タイトル(J) | TFA-MOD法によるYBCO線材作製における結晶成長機構 |
Title(E) | Study on crystal growth of YBa2Cu3Oy coated conductors derived from TFA-MOD |
学会名 | 2010年度秋季低温工学・超電導学会 |
発表者 | 筑本 知子 |
Name | Noriko Chikumoto |
所属 | 材料物性バルク研究部 |
発表月日 | 2010.12.01 |
発表場所 | 鹿児島市 |
タイトル(J) | In-plume PLD法で作製したGdBCO線材の磁場中Ic特性とBaSnO3添加効果 |
Title(E) | Effect of BaSnO3 addition on the in-field Ic characteristics of GdBCO coated |
学会名 | 2010年度秋季低温工学・超電導学会 |
発表者 | 山田 雄一 |
Name | Yuichi Yamada |
所属 | 電力機器研究開発部 |
発表月日 | 2010.12.01 |
発表場所 | 鹿児島市 |
タイトル(J) | RE123系線材の応力-ひずみ特性(3) 不可逆曲げひずみ特性 |
Title(E) | Stress-strain characteristics on RE123 wires |
学会名 | 2010年度秋季低温工学・超電導学会 |
発表者 | 筑本 知子 |
Name | Noriko Chikumoto |
所属 | 材料物性バルク研究部 |
発表月日 | 2010.12.01 |
発表場所 | 鹿児島市 |
タイトル(J) | Fe122単結晶の臨界電流特性 |
Title(E) | Critical current characteristics of Fe 122 single crystals |
学会名 | International Symposium on Superconductivity (ISS2010) |
発表者 | 山田 雄一 |
Name | Yuichi Yamada |
所属 | 電力機器研究開発部 |
発表月日 | 2010.11.1-3 |
発表場所 | つくば国際会議場(茨城) |
タイトル(J) | 各種製法によるRE123系線材の曲げひずみ特性 |
Title(E) | Bending strain characteristics of RE123by various processes |
学会名 | International Symposium on Superconductivity (ISS2010) |
発表者 | 安達 成司 |
Name | Seiji Adachi |
所属 | デバイス研究開発部 |
発表月日 | 2010.11.1-3 |
発表場所 | つくば国際会議場(茨城) |
タイトル(J) | 複数回巻きインプットコイルとランプエッジ型ジョセフソン接合を用いた積層型HTS-SQUIDマグネトメータの作製 |
Title(E) | Fabrication of integrated HTS-SQUID magnetometers with multitum input coil and ramp-edge Josephson junctions |
学会名 | International Symposium on Superconductivity (ISS2010) |
発表者 | 波頭 経裕 |
Name | Tsunehiro Hato |
所属 | デバイス研究開発部 |
発表月日 | 2010.11.1-3 |
発表場所 | つくば国際会議場(茨城) |
タイトル(J) | |
Title(E) | Non-destructive testing of multi-filamentary coated conductors by combination of high-speed scanning laser observation system |
学会名 | International Symposium on Superconductivity (ISS2010) |
発表者 | 塚本 晃 |
Name | Akira Tsukamoto |
所属 | デバイス研究開発部 |
発表月日 | 2010.11.1-3 |
発表場所 | つくば国際会議場(茨城) |
タイトル(J) | ランプエッジ接合を有するHTS-SQUIDグラジオメータの励磁磁場印加後の雑音特性 |
Title(E) | Noise properties of HTS-SQUID gradimeters with ramp-edge Josephson Junctions after applying exacitation field |
学会名 | International Symposium on Superconductivity (ISS2010) |
発表者 | 河野 丈治 |
Name | Joji Kawano |
所属 | デバイス研究開発部 |
発表月日 | 2010.11.1-3 |
発表場所 | つくば国際会議場(茨城) |
タイトル(J) | |
Title(E) | Non-destructive evaluation of flaws in multilayer parallel conductor using HTS SQUID gradiometer |
学会名 | International Symposium on Superconductivity (ISS2010) |
発表者 | 畠山 英之 |
Name | Hideyuki Hatakeyama |
所属 | 線材研究開発部 |
発表月日 | 2010.11.1-3 |
発表場所 | つくば国際会議場(茨城) |
タイトル(J) | PLD-CeO2層における欠陥が超電導に与える影響と被覆超電導線材の機械特性に関して |
Title(E) | Feect of defects in PLD-CeO2 layer on superconducting and mechanical properties of coated conductor |
学会名 | International Symposium on Superconductivity (ISS2010) |
発表者 | 高橋 保夫 |
Name | Yasuo Takahasi |
所属 | 線材研究開発部 |
発表月日 | 2010.11.1-3 |
発表場所 | つくば国際会議場(茨城) |
タイトル(J) | |
Title(E) | Low cost RE-Zr-O nucleation layer by MOD process on Hastelloy tapes for highly in-plane textured IBAD-MgO |
学会名 | International Symposium on Superconductivity (ISS2010) |
発表者 | Sergey Lee |
Name | Sergey Lee |
所属 | 材料物性バルク研究部 |
発表月日 | 2010.11.1-3 |
発表場所 | つくば国際会議場(茨城) |
タイトル(J) | 温度傾斜と大容量反応セルを用いたREFEAsOの高圧合成と結晶成長 |
Title(E) | High-pressure synthesis and crystal growth of REFeAsO superconductors using temperature gradient and large volume reaction cells |
学会名 | International Symposium on Superconductivity (ISS2010) |
発表者 | 坂井 直道 |
Name | Naomichi Sakai |
所属 | 材料物性研究部 兼 線材研究開発部 |
発表月日 | 2010.11.1-3 |
発表場所 | つくば国際会議場(茨城) |
タイトル(J) | |
Title(E) | Study on delamination behavior of RE123coated conductor |
学会名 | International Symposium on Superconductivity (ISS2010) |
発表者 | 田辺 圭一 |
Name | Keiichi Tanabe |
所属 | デバイス研究開発部 |
発表月日 | 2010.11.1-3 |
発表場所 | つくば国際会議場(茨城) |
タイトル(J) | ジョセフソン接合技術の進展と日本におけるエレクトロニクス応用の現状 |
Title(E) | Progress in Josephson Junction technology and present status of electronic applications in Japan |
学会名 | International Symposium on Superconductivity (ISS2010) |
発表者 | 日野出 憲治 |
Name | Kenji Hinode |
所属 | 低温デバイス研究開発室 |
発表月日 | 2010.11.1-3 |
発表場所 | つくば国際会議場(茨城) |
タイトル(J) | Nb/AlOx/Nb ジョセフソン接合の臨界電流値バラツキ |
Title(E) | Critical current Spread in Nb/AlOx/Nb Josephson Junctions |
学会名 | International Symposium on Superconductivity (ISS2010) |
発表者 | 町 敬人 |
Name | Takato Machi |
所属 | 材料物性バルク研究部 |
発表月日 | 2010.11.1-3 |
発表場所 | つくば国際会議場(茨城) |
タイトル(J) | |
Title(E) | Fabrication of Multi-filamentary coated conductor with length over 100m by improved laser scribing technique |
学会名 | International Symposium on Superconductivity (ISS2010) |
発表者 | 佐藤 哲朗 |
Name | Tetsuro Satoh |
所属 | 低温デバイス研究開発室 |
発表月日 | 2010.11.1-3 |
発表場所 | つくば国際会議場(茨城) |
タイトル(J) | 集積型極低温電流比較器の作製プロセス |
Title(E) | Fabrication Process of Integrated Cryogenic Current Comparators |
学会名 | International Symposium on Superconductivity (ISS2010) |
発表者 | 吉積 正晃 |
Name | Masateru Yoshizumi |
所属 | 線材研究開発部 |
発表月日 | 2010.11.1-3 |
発表場所 | つくば国際会議場(茨城) |
タイトル(J) | |
Title(E) | Recent progress in R&D of TFA-MOD coated conductors at ISTEC |
学会名 | International Symposium on Superconductivity (ISS2010) |
発表者 | 和泉 輝郎 |
Name | Teruo Izumi |
所属 | 線材研究開発部 |
発表月日 | 2010.11.1-3 |
発表場所 | つくば国際会議場(茨城) |
タイトル(J) | |
Title(E) | Efforts for Applicable coated Conductors in Japan |
学会名 | International Workshop on Coated Conductors for Applications 2010 (CCA2010) |
発表者 | 田辺 圭一 |
Name | Keiichi Tanabe |
所属 | 材料物性研究開発部・デバイス研究開発部 |
発表月日 | 2010.10.30 |
発表場所 | 福岡 |
タイトル(J) | 細線化技術とY系線材の均一性 |
Title(E) | Striation technology and uniformity of coated conductors |
学会名 | International Workshop on Coated Conductors for Applications 2010 (CCA2010) |
発表者 | 衣斐 顕 |
Name | Akira Ibi |
所属 | 線材研究開発部 |
発表月日 | 2010.10.29 |
発表場所 | 福岡 |
タイトル(J) | IBAD/PLD法を用いた長尺人工ピン導入REBCO線材の作製と磁場中特性 |
Title(E) | Fabrication and Superconducting Properties in Magnetic Field of Long REBCO Coated Conductors with Artificial Pinning Centers by using IBAD/PLD Method |
学会名 | International Workshop on Coated Conductors for Applications 2010 (CCA2010) |
発表者 | 和泉 輝郎 |
Name | Teruo Izumi |
所属 | 線材研究開発部 |
発表月日 | 2010.10.28 |
発表場所 | 福岡 |
タイトル(J) | |
Title(E) | Pinning Control Proccessing in TFA-MOD Films |
学会名 | International Workshop on Coated Conductors for Applications 2010 (CCA2010) |
発表者 | 町 敬人 |
Name | Takato Machi |
所属 | 材料物性バルク研究部 |
発表月日 | 2010.10.28 |
発表場所 | 福岡 |
タイトル(J) | |
Title(E) | Reduction of ac-loss in coated conductors with multi-filamentary structure fabricated by improved laser scribing technique |
学会名 | International Workshop on Coated Conductors for Applications 2010 (CCA2010) |
発表者 | 吉積 正晃 |
Name | Masateru Yoshizumi |
所属 | 線材研究開発部 |
発表月日 | 2010.10.28 |
発表場所 | 福岡 |
タイトル(J) | |
Title(E) | R&D efforts at ISTEC for cost reduction of TFA-MOD process |
学会名 | 日韓Workshop |
発表者 | 和泉 輝郎 |
Name | Teruo Izumi |
所属 | 線材研究開発部 |
発表月日 | 2010.10.27 |
発表場所 | 福岡 |
タイトル(J) | |
Title(E) | Review on the National Superconductivity Projects in Japan |
学会名 | 電子情報通信学会 |
発表者 | 日野出 憲治 |
Name | Kenji Hinode |
所属 | 低温デバイス研究開発室 |
発表月日 | 2010.10.19 |
発表場所 | 機械振興会館(東京) |
タイトル(J) | Nb/AlOx/Nbジョセフソン接合における臨界電流値バラツキの解析 |
Title(E) | Analysis on Critical Current Spread of Nb-AlO-Nb Josephson Junctions |
学会名 | International Superconductivity Industry Summit (ISIS-19) |
発表者 | 和泉 輝郎 |
Name | Teruo Izumi |
所属 | 線材研究開発部 |
発表月日 | 2010.10.05 |
発表場所 | Sestri Levante (Genoa, Italy) |
タイトル(J) | |
Title(E) | Challenges in Development of Coated Conductor in Japan |
学会名 | 2010年秋季第71回応用物理学会学術講演会 |
発表者 | 坂井 直道 |
Name | Naomichi Sakai |
所属 | 材料物性バルク研究部 兼 線材研究開発部 |
発表月日 | 2010.09.16 |
発表場所 | 長崎大学 |
タイトル(J) | RE123系テープ線材の層間密着性に関する検討 |
Title(E) | Study on delamination behavior of RE123 coated conductor |
学会名 | 2010年秋季第71回応用物理学会学術講演会 |
発表者 | 波頭 経裕 |
Name | Tsunehiro Hato |
所属 | デバイス研究開発部 |
発表月日 | 2010.09.15 |
発表場所 | 長崎大学 |
タイトル(J) | テープ線材高品質化に向けた全長非破壊検査 |
Title(E) | End-to end non-destructive evalution for High-quality coated conductor |
学会名 | 2010年秋季第71回応用物理学会学術講演会 |
発表者 | 日野出 憲治 |
Name | Kenji Hinode |
所属 | 低温デバイス研究開発部 |
発表月日 | 2010.09.15 |
発表場所 | 長崎大学 |
タイトル(J) | Nb/AlOx/Nbジョセフソン接合の臨界電流値バラツキ |
Title(E) | Critical current Spread in Nb/AlOx/Nb Josephoson Junctions |
学会名 | 2010年秋季第71回応用物理学会学術講演会 |
発表者 | 河野 丈治 |
Name | Joji Kawano |
所属 | デバイス研究開発部 |
発表月日 | 2010.09.14 |
発表場所 | 長崎大学 |
タイトル(J) | |
Title(E) | NDE of multilayer conductor using an HTS SQUID gradimeter (Ⅲ) |
学会名 | 2010年秋季第71回応用物理学会学術講演会 |
発表者 | 筑本 知子 |
Name | Noriko Chikumoto |
所属 | 材料物性バルク研究部 |
発表月日 | 2010.09.14 |
発表場所 | 長崎大学 |
タイトル(J) | Ba(Fe,Co)2As2単結晶の臨界電流特性 |
Title(E) | Critical current characteristics of Ba (Fe, Co)2As2 single crystal |
学会名 | 2010年秋季第71回応用物理学会学術講演会 |
発表者 | 安達 成司 |
Name | Seiji Adachi |
所属 | デバイス研究開発部 |
発表月日 | 2010.09.14 |
発表場所 | 長崎大学 |
タイトル(J) | ランプエッジ型接合を用いたHTS-SQUIDの作製とノイズ特性 |
Title(E) | Fabrication of HTS-SQUIDs with Ramp-edge Junctions and Their Noise Characteristics |
学会名 | 2010年秋季第71回応用物理学会学術講演会 |
発表者 | 塚本 晃 |
Name | Akira Tsukamoto |
所属 | デバイス研究開発部 |
発表月日 | 2010.09.14 |
発表場所 | 長崎大学 |
タイトル(J) | 高温超電導テープ線材を用いた大型グラジオメータの試作 |
Title(E) | Fabrication of large planar gradiometer using HTS coated conductor |
学会名 | Applied Superconductivity Conference (ASC2010) |
発表者 | 河野 丈治 |
Name | Joji Kawano |
所属 | デバイス研究開発部 |
発表月日 | 2010.08.03 |
発表場所 | Washington, USA |
タイトル(J) | |
Title(E) | Non-destructive Evalution of Deep-Lying Defects in Multilayer Conductor using HTS SQUID Gradiometer |
学会名 | Applied Superconductivity Conference (ASC2010) |
発表者 | 吉積 正晃 |
Name | Masateru Yoshizumi |
所属 | 線材研究開発部 |
発表月日 | 2010.08.02 |
発表場所 | Washington, USA |
タイトル(J) | |
Title(E) | TEA-MOD derived coated conductors with high Ic property under magnetic fields |
学会名 | Applied Superconductivity Conference (ASC2010) |
発表者 | 鈴木 秀雄 |
Name | Hideo Suzuki |
所属 | 低温デバイス研究開発室 |
発表月日 | 2010.08.01 |
発表場所 | Washington, USA |
タイトル(J) | |
Title(E) | ossible application of flash-type SFQ A/D converter to optical communication systems and their measuring instruments |
学会名 | Applied Superconductivity Conference (ASC2010) |
発表者 | 五所 嘉宏 |
Name | Yoshihiro Gosho |
所属 | 電力機器研究開発部 |
発表月日 | 2010.08.01 |
発表場所 | Washington, USA |
タイトル(J) | |
Title(E) | Application of IBAD-MgO buffered coated conductors for HTS power transformers |
学会名 | Applied Superconductivity Conference (ASC2010) |
発表者 | 塚本 晃 |
Name | Akira Tsukamoto |
所属 | デバイス研究開発部 |
発表月日 | 2010.08.01 |
発表場所 | Washington, USA |
タイトル(J) | 高温超電導2軸平面型グラジオメータの作製 |
Title(E) | Fabrication of Integrated Two-axis High-Tc Planar Gradiometer |
学会名 | Applied Superconductivity Conference (ASC2010) |
発表者 | 波頭 経裕 |
Name | Tsunehiro Hato |
所属 | デバイス研究開発部 |
発表月日 | 2010.08.01 |
発表場所 | Washington, USA |
タイトル(J) | |
Title(E) | Non-destructive testing of each layer in GdBa CuO IBAD-PLD coated conductor by using a high-speed scanning laser observation system |
学会名 | Applied Superconductivity Conference (ASC2010) |
発表者 | 塚本 晃 |
Name | Akira Tsukamoto |
所属 | デバイス研究開発部 |
発表月日 | 2010.08.01 |
発表場所 | Washington, USA |
タイトル(J) | |
Title(E) | High-Temperature Superconducting Gradiometer with Large pickup Coil Made of GdBCO Coated Conductor |
学会名 | Applied Superconductivity Conference (ASC2010) |
発表者 | 安達 成司 |
Name | Siji Adachi |
所属 | デバイス研究開発部 |
発表月日 | 2010.08.01 |
発表場所 | Washington, USA |
タイトル(J) | |
Title(E) | Fabrication of low-noise HTS-SQUID gradiometers and magnetometers with ramp-edge |
学会名 | ICEC-ICMC |
発表者 | 山田 雄一 |
Name | Yuichi Yamada |
所属 | 電力機器研究開発部 |
発表月日 | 2010.07.20 |
発表場所 | Wroclaw, Poland |
タイトル(J) | 各種製法のRE123線材のIc-曲げひずみ特性 |
Title(E) | Ic-bending strain characteristics of RE123 wires under various fabrication process |
学会名 | Korean Superconducting Socity Meeting (KSS2010) |
発表者 | 坂井 直道 |
Name | Naomichi Sakai |
所属 | 材料物性バルク研究部 兼 線材研究開発部 |
発表月日 | 2010.07.09 |
発表場所 | Yongpyung, Korea |
タイトル(J) | |
Title(E) | Properties of Large RE-Ba-Cu-O Bulk Superconductor |
学会名 | 電気学会研究会 |
発表者 | 町 敬人 |
Name | Takato Machi |
所属 | 材料物性バルク研究開発部 |
発表月日 | 2010.06.11 |
発表場所 | 九州電力総合研究所(福岡) |
タイトル(J) | 超電導変圧器のためのY系線材の細線化加工 |
Title(E) | Fabrication process of multi-filamentary coated conductors for superconducting transfomer |
学会名 | 電気学会研究会 |
発表者 | 藤原 昇 |
Name | Noboru Fujiwara |
所属 | 電力機器研究開発部 |
発表月日 | 2010.06.10 |
発表場所 | 九州電力総合研究所(福岡) |
タイトル(J) | イットリウム系超電導電力ケーブル開発の進捗状況 |
Title(E) | Recent progress of developing HTS power cables |
学会名 | 2010 春季低温工学・超電導学会 |
発表者 | 宮田 成紀 |
Name | Seiki Miyata |
所属 | 線材研究開発部 |
発表月日 | 2010.05.13 |
発表場所 | 川崎市産業振興会館 |
タイトル(J) | IBAD-MgO二軸配向度の膜厚依存性と表面粗さ |
Title(E) | Thickness Dependence of In-plane Grain Alignment and Surface Roughness of IBAD-MgO Biaxial-textured Films |
学会名 | 2010 春季低温工学・超電導学会 |
発表者 | 吉積 正晃 |
Name | Masateru Yoshizumi |
所属 | 線材研究開発部 |
発表月日 | 2010.05.13 |
発表場所 | 川崎市産業振興会館 |
タイトル(J) | BaZrO3ナノ粒子の分布によるTFA-MOD線材の磁場中特性変化 |
Title(E) | Effect of BaZrO3 nano particles distibution on Jc-B-theta property of TFA-MOD derived coated conductors |
学会名 | 2010 春季低温工学・超電導学会 |
発表者 | 畠山 英之 |
Name | Hideyuki Hatakeyama |
所属 | 線材研究開発部 |
発表月日 | 2010.05.13 |
発表場所 | 川崎市産業振興会館 |
タイトル(J) | IBAD-MgOの表面状態とCeO2キャップ層面内配向度の関係 |
Title(E) | Relation between surface state of IBAD-MgO and in-plane grain alignment of CeO2 cap layer |
学会名 | 2010 春季低温工学・超電導学会 |
発表者 | 筑本 知子 |
Name | Noriko Chikumoto |
所属 | 材料物性バルク研究部 |
発表月日 | 2010.05.13 |
発表場所 | 川崎市産業振興会館 |
タイトル(J) | In-plume PLD法GdBCO線材の磁場中Ic特性と磁束ピン止め機構 |
Title(E) | In-plume Ic characteristics of GdBCO coated conductors prepared by in-plume PLD method and possible pinning mechanism |
学会名 | 2010 春季低温工学・超電導学会 |
発表者 | 本間 久雄 |
Name | Hisao Homma |
所属 | 電力機器研究開発部 |
発表月日 | 2010.05.13 |
発表場所 | 川崎市産業振興会館 |
タイトル(J) | Cuメッキ実用RE123系線材とコイル化との検討 |
Title(E) | Cu stabilized RE123 coated conductor and its coil |
学会名 | 2010 春季低温工学・超電導学会 |
発表者 | 山田 雄一 |
Name | Yuichi Yamada |
所属 | 電力機器研究開発部 |
発表月日 | 2010.05.12 |
発表場所 | 川崎市産業振興会館 |
タイトル(J) | RE123系の応力-ひずみ特性(2)線材製造プロセス曲げとひずみ特性 |
Title(E) | Stress-strain characteristics on RE123 wires |
学会名 | 2010 春季低温工学・超電導学会 |
発表者 | 坂井 直道 |
Name | Naomichi Sakai |
所属 | 材料物性バルク研究部 兼 線材研究開発部 |
発表月日 | 2010.05.12 |
発表場所 | 川崎市産業振興会館 |
タイトル(J) | RE123系線材の特性把握 (1)過電流劣化と線材剥離に関する検討 |
Title(E) | Understanding of deteriorationphenomenon for RE123 coated conductors (1) Study on deterioration by over current and detemination behavior |