国際超電導産業サミット(ISIS)
ISISの目的は、超電導における研究と開発の状態と将来について産業界、政府と大学の間の国際的協力と公開論議を促進することである。ISISは、超電導の発見内容と進歩についての情報を効果的に交換する機会を開拓し、技術ギャップを識別し、超電導の有望な産業応用における国際的プログラムの可能性を論じることである。1992(平成4)年5月に、米国ワシントンDCにて第1回サミットを開催して以来、主に日本、欧州、米国と3極を巡回して開催して来た。 ISIS-20は、ISTEC、CCAS、CONECTUS、NZHTSIA、KICS共催の下 2011年10月31日~11月1日、韓国 昆池岩(コンジアム)リゾートで開催されました。
ISIS 会議風景
過去のISIS
開催年月日 | 開催場所 | 主テーマ/成果物 | |
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ISIS-22 | 2013年11月 21日~22日 | 山梨県富士河口湖町 富士ビューホテル | 商業化への 戦略的アプローチ |
ISIS-21 | 2012年10月 4日~6日 | 米国 オレゴン州ポートランド | 超電導における 各国の現状と将来の展望 |
ISIS-20 | 2011年10月 31日~11月1日 | 韓国 昆池岩(コンジアム)リゾート | 超電導現象発見100周年 再生可能エネルギー時代に おける役割 |
ISIS-19 | 2010年10月 5日~6日 | イタリア セストリレバンテ | 未来に向けた 持続可能なソリューション |
ISIS-18 | 2010年2月 9日~11日 | ニュージーランド ウエリントン | 超電導の次のステップ -高温超電導商業化の現状- |
ISIS-17 | 2008年10月 30日~31日 | 茨城県つくば市 | 超電導応用の拡大 |
ISIS-16 | 2007年8月 29日~30日 | 米国フィラデルフィア | 政府支援 |
ISIS-15 | 2006年9月 28日~29日 | ドイツ国エルランゲン市 | 高温超電導20年 ―これまでの成果と今後に向けて |
ISIS-14 | 2005年10月 27日~28日 | 茨城県つくば市 | 商業化と将来市場 |
ISIS-13 | 2004年10月 7日~8日 | 米国フロリダ州ジャクソンビル | インフラストラクチャー; チャレンジとソリューション |
ISIS-12 | 2003年9月 21日~23日 | ドイツカールスルーエ研究所 | 強固な国際協力に向けて |
ISIS-11 | 2002年11月 17日~19日 | 東京 京王プラザホテル | 商業化へ向けての鍵 |
ISIS-10 | 2002年3月 14日~16日 | 米国ニューメキシコ州サンタフェ La Posada de Santa Fe | 応用とマーケット |
ISIS-9 | 2000年10月 1日~3日 | デンマーク、コペンハーゲン NKTコンフェレンス・センター | 超電導の実用化を見据えて |
ISIS-8 | 1999年10月 12日~14日 | 京都市京都国際ホテル | 超電導技術、ベンチャー企業に学ぶ |
ISIS-7 | 1998年10月 11日-13日 | 米国ワシントンDCウイラード インターコンチネンタルホテル | 超電導の壮大なる挑戦: 21世紀に向けて(パネル討論会) |
ISIS-6 | 1997年9月 17日-19日 | イタリアフローレンス市 コンファレンスホール | 超電導技術及び市場開発の現状: ロードマップ |
ISIS-5 | 1996年5月 14日-16日 | 山梨県山中湖ホテルマウント富士 | 超電導の世界市場予測 (第2回)Maglev実験線視察 |
ISIS-4 | 1995年7月 24日-25日 | 米国ワシントンDC ANAホテル | 超電導の世界市場予測 (第2回)Maglev実験線視察 |
ISIS-3 | 1994年5月 17日-19日 | 英国アイリスベリー ハートウエルハウス | 超電導の商業化への具体的手段 超電導技術の展示会 |
ISIS-2 | 1993年5月 14日-16日 | 神奈川県箱根 箱根プリンスホテル | 超電導の商業化への一層の拡大 超電導の世界市場予測(第1回) |
ISIS-1 | 1992年5月 11日-13日 | 米国ワシントンDC ウインダムブリストルホテル | 超電導の将来展望: 2000年以降の超電導 |
CONECTUS
CONECTUSは、超電導の実用化を念願する有志が、EC内における諸国間の連帯を図る目的で、1993年に組織した団体である。この団体の結成に当たっては、英国のSir Martin WoodやドイツのProf. H. Piel等の尽力に負うところが大きい。EC全体を視野にいれた団体の誕生は大変画期的であり、今後、日米欧の協力関係が一層深まるものと期待された。CONECTUのメンバーは1998年10月現在,民間企業20社、国立研究所等が参加している。
CCAS
CCASは、従来のCSACに代わり2002年10月に新たに設立された。その使命は米国の超電導技術政策にメンバー企業等の声を反映させること。CCASメンバーは米国政府の超電導プログラム等の支援により超電導技術開発を加速しまたその実用化を進めていくことを目指している。CCASには超電導関連企業のほか国立研究所が参加している。
NZHTSIA
NZHTSIA (New Zealand High Temperature Superconductivity Industry Association)は高温超電導技術を基礎とした産業の発展を目指して設立されたニュージーランドの超電導産業団体である。NZHTSIAは2008年にISISの正式メンバーとなった。
KICS
KICS (Korea Industries Confederation for Commercialization of Superconductivity)は超電導技術の産業化を主な目的として設立された韓国の超電導産業団体である。KICSは2010年にISISの正式メンバーとなった。