ISTEC 概要 -名称-
公益財団法人 国際超電導産業技術研究センター
International Superconductivity Technology Center(ISTEC)
設立
民法第34条に基づく公益法人として、経済産業大臣の許可を得て、昭和63年1月21日に設立されました。
また、一般社団法人及び一般財団法人に関する法律及び公益社団法人及び公益財団法人の認定等に関する法律の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律第44条の認定を受け平成24年4月1日に公益財団法人へ移行しました。
目的
本法人は、超電導に関する基礎から応用にわたる総合的な研究開発、調査等を行うことにより、超電導研究の円滑な推進を図り、もって我が国の超電導関連産業の発展と学術・文化の向上に寄与することを目的としております。
事業の内容
国際的に開かれた体制のもと、産学官の協力・連携を図りながら、超電導に関する基礎から応用にわたる総合的な研究開発・調査からその普及・啓発、国際標準化に至るまで、集中した体制で以下の事業を推進しています。
- 研究開発及び調査
超電導材料の理論・基礎的物性評価、新材料の探索等の基礎研究から、超電導材料を用いた線材、機器や超電導デバイスの開発等の超電導技術の応用に関する幅広い研究開発を実施します。また研究開発の一環として、超電導技術に係る国内外の動向調査や各産業分野への適用可能性調査等を実施します。
- 普及啓発及び国際交流
研究開発・調査の成果等について、以下の普及啓発活動や国際交流活動を通じ、積極的な情報交換・情報提供を行っています。
- 国際超電導シンポジウム(ISS)、超電導技術動向報告会の開催 等
- 欧米等の超電導研究機関との連携と国際超電導サミットへの参加 等
- 超電導に関するWebマガジンの発行、ホームページを通じた情報提供 等
- 国際標準化
研究開発・調査の成果等を反映して、超電導に関する国際標準化を推進します。
本法人は、我が国が幹事国を務めるIEC/TC90においてその国内事務局であり、幹事国としての業務を行うと共に、これからの標準化に必要な技術調査・ニーズ調査の実施や規格素案の作成、国際合意の醸成にも努めています。
また超電導に係る国際規格のJIS化(国内規格化)にも貢献します。
- その他
その他、上記の目的を達成するに必要な事業を行います。
組織
ISTEC/SRLの沿革
- 1988年1月21日
- 民法第34条に基づく公益法人として経済産業省の許可を得て、ISTEC設立(東京都港区新橋)
-
1988年7月1日
- SRL 名古屋研究所 開所 (愛知県名古屋市)
- 1988年10月1日
- SRL 開所 (東京都江東区東雲)
- 1993年6月1日
- SRL 田町分室 設置 (東京都港区)
- 1994年7月1日
- SRL 盛岡分室 設置 (岩手県盛岡市)
- 2003年10月1日
- SRL 田町研究所 廃止 (東京都港区)
- 2006年3月1日
- SRL 盛岡研究所 廃止 (岩手県盛岡市)
- 2008年7月1日
- ISTEC事務局を江東区東雲に移転するとともに、名古屋研究所を江東区東雲のSRLに統合
- 2012年4月1日
- 一般社団法人及び一般財団法人に関する法律及び公益社団法人及び公益財団法人の認定等に関する法律の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律第44条の認定を受け公益財団法人国際超電導産業技術研究センターに移行。
- 2013年7月1日
- 主たる事務所地を神奈川県川崎市高津区坂戸かながわサイエンスパーク(KSP)に移転。また組織変更を行い、線材・パワー応用研究部は同じくKSPに、物性・デバイス研究部は横浜市港北区箕輪町(日吉研究所)に順次移転した。